北秋田市議会 2021-12-10
12月10日-03号
令和 3年 12月 定例会 令和3年
北秋田市議会12月
定例会会議録 (令和3年12月10日)第3日目 令和3年12月10日、
北秋田市議会定例会は、
北秋田市議会議事堂に招集された。1、出席議員は、次のとおりである。 1番 山田博康 2番 三浦倫美 3番 小笠原 寿 4番 虻川 敬 5番 杉渕一弘 6番 佐藤光子 7番 福岡由巳 8番
久留嶋範子 9番 武田浩人 10番 佐藤文信 11番 永井昌孝 13番 長崎克彦 14番 板垣 淳 15番 関口正則 16番 堀部 壽 17番 佐藤重光 18番 中嶋洋子 20番 黒澤芳彦2、欠席議員は、次のとおりである。 なし3、
地方自治法第121条の規定により、
会議事件説明のため出席した者は、次のとおりである。 市長 津谷永光 副市長 虻川広見 教育長 佐藤昭洋 総務部長 河田浩文 財務部長 佐藤 進
市民生活部長 小松正彦
健康福祉部長 石崎賢一 産業部長 佐藤栄作
産業部政策監 金澤 誠
建設部長水道局長 浅村武則 教育次長 小坂竜也
会計管理者 宮腰正樹 消防長 長岐篤市 総務課長
松橋みどり 総合政策課長 長岐孝生 財政課長 西根弘樹 福祉課長 小笠原 隆
高齢福祉課長 鈴木雅昭 農林課長 三沢 聡4、職務により議場に出席した
事務局職員は、次のとおりである。 事務局長 米澤田茂 次長 佐藤敏文 副主幹 松岡繁広5、会議事件は、次のとおりである。 令和3年
北秋田市議会12月
定例会議事日程 (第3) 開議 日程第1 一般質問 質問順序 1. 7番 福岡由巳 2.10番 佐藤文信 3. 8番
久留嶋範子 4. 3番 小笠原 寿 日程第2 議案第97号 令和3年度北秋田市
一般会計補正予算(第8号)
○議長(黒澤芳彦) おはようございます。 ただいまの
出席議員数は定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 本日も
新型コロナウイルス感染予防対策として、市長、副市長、教育長、
部長相当職以外の説明員は人数を減らして着席しておりますので、ご了承願います。併せて傍聴席も同様に感染防止に努める必要があることから、マスクを着用していただきます。 また、本日も登壇にて発言の場合はマスクを外して発言していただき、それ以外は
マスク着用のまま発言されるようお願いいたします。 (開議) (10時00分)
○議長(黒澤芳彦) それでは、日程順に進めてまいります。 日程第1、一般質問を行います。 本日も
質問者全員が一問一答方式を選択しております。質問時間は1人30分以内とし、再質問の回数制限はありません。ただし、遡りの質問は認めませんので、通告項目に沿った質問をお願いいたします。 また、当局の答弁の時間は特に設けておりませんが、簡潔明瞭な答弁を望みます。 なお、市長には議長の許可を得て反問を認めておりますので、ご了承願います。 質問事項は事前に通告を受けておりますので、順次発言を許可いたします。 最初に、7番 福岡 由巳議員、無会派、ご登壇ください。
◆7番(福岡由巳) (7番 福岡 由巳君登壇) おはようございます。7番 無会派、福岡 由巳であります。 通告に沿って質問をさせていただきます。 1、北秋田市
地域公共交通について
。 ①北秋田市
地域公共交通利便増進実施計画、以下、
利便増進実施計画と言っていきます、の詳細な補強を。 この質問事項については、今年3月に
利便増進実施計画が策定されて以来、6月、9月の一般質問においても取り上げ、今回3回目となります。これまでの質疑を振り返りますと、市長の施策の理念は計画の中に生かされていないこと、また、
後期基本計画に加えられたSDGsの目標、
ターゲットについてはほとんど触れられていないことが質問の中で明らかになり、
利便増進実施計画はいやが上にも手直しせざるを得ない状況になっていると指摘せざるを得ません。よって、これまでの質疑応答などから
利便増進実施計画はさらに詳細に補強すべきことを求め、特に合川、森吉、阿仁地区について質問をさせていただきます。 1)
利便増進実施計画において、合川地区は路線バスを廃止し
デマンド交通の運行を基本とする計画になっていますが、
路線バス廃止に関わる問題、
デマンド交通の運行に関わる問題と、問題が多岐にわたっていることから、市長の施策の理念を生かすSDGsの目標、
ターゲットを具体化し、住民の意見、要望に耳を傾け計画を補強することを求めます。今後どのように進められるかご説明ください。 2)森吉地区、阿仁地区の計画については、
運行コース、ダイヤ、料金等が不備であります。市長の施策からすれば、この地域の優先順位は最も高かったのではないかと考えますが、具体的な計画はほとんどなされていません。住民の意見を聞くためにも早急に具体化すべきと考えます。今後どのように進められるかご説明ください。 2、市民による植樹事業の推進について
。 ①北秋田市の市民を含めた植樹事業の推進について。 1)ご承知のように、「
ふるさと秋田の森林はその恩恵を受けている県民全体で支える」という視点に立ち、2008年度に秋田県水と緑の
森づくり税を創設し、大きい柱の一つとして県民参加の森づくりを実施しています。本市においても秋田杉の伐採や緩衝地帯の整備などが進んでいるものと考えますが、それに伴い市民参加の森づくりとして植樹事業が進んでいるのかどうか。特に
ボランティア団体による事業も実施されていることを聞きますが、現況はどうなっているかご説明ください。 2)秋田県は、県民参加の
森づくり事業として、
森林ボランティア活動支援員や市町村等の
森づくり活動支援などを推進してきています。本市は植樹事業の現況を分析した上で今後どのように推進しようとしているか。特に秋田県
緑化推進委員会や
ボランティア団体とは連携を強め推進していくべきと考えますが、どのような方針、計画になっているかご説明ください。 3、北秋田
市史編さんについて。 ①
市史編さんを計画しない理由は何か。 1)北秋田市史が発行されていないことは、旧4町で町史を編さんしなかった町もあり、市史に関しては合併前の町史を含めて共通の認識を得られないことにつながり、小中学校の副読本である「きらり・きたあきた」の内容など様々な点で懸念されます。これまでも北秋田
市史編さんを訴えてまいりましたが、具体的な動きが見えません。可能な限り迅速に発行すべきでないでしょうか。計画しない理由は何かご説明ください。 ②
市史編さんのための
体制づくりについて。 1)北秋田市史を編さんすることを前提にして質問させていただきます。 まず、市史を編さんするためには、組織や財政などの
体制づくりが必要だと考えます。そのためには専従職員や学芸員を配置すべきと考えますが、そのような計画はあるかお尋ねいたします。 4、文化会館の
利活用拡大について
。 ①創立30周年
記念事業実施について。 本年度は北秋田市
文化会館創立30周年の節目のときであります。コロナ禍で厳しさもあろうかと考えますが、最低やれることは何か、やれることから始めようと考えるとき、記念事業を実施すべきと考えます。計画はあるかご説明ください。
②展示室の積極的な活用を。 展示室は多様な利用の仕方があると考えますが、あまり利用されていないように感じます。もっと積極的に活用すべきと考えますが、どのような計画になっているかご説明ください。 以上、壇上からの質問にさせていただきます。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) おはようございます。 ただいまの福岡 由巳議員のご質問にお答えをしてまいりますけれども、大きな項目の3の北秋田
市史編さんについて及び4の文化会館の
利活用拡大についてのご質問につきましては、後ほど教育長のほうから答弁をいたしますので、よろしくお願いいたします。 初めに、大きな項目の1です。北秋田市
地域公共交通についての①北秋田市
地域公共交通利便増進実施計画の詳細な補強をとして、1)のご質問でありますけれども、実施計画は効率的な運行に向けた再編、見直しを検討したものでありますので、考えられる問題等の再確認、現状の調査や施策の展開により方向性を定めることになりますが、その内容をお示しした上で市民の皆さんの意見を聞きながら、協議会での議論を通して施策を肉づけしていきたいと考えております。 次に、2)のご質問でありますが、1)のご質問でもお答えをいたしましたけれども、方向性を定め、その内容をお示しした上で市民の皆さんの意見を聞きながら進めてまいります。 次に、大きな項目の2です。市民による植樹事業の推進についての①北秋田市の市民を含めた植樹事業の推進についてとして、1)のご質問でありますが、本市では令和元年度より国立市と連携して植樹事業を行っており、昨年度は
コロナウイルス感染症拡大により中止いたしましたが、本年度は7月30日に
市内小学生20名で栄字中小又沢地内の友好の森において杉の植樹を実施しております。 また、企業による取組としては、市との
地方創生包括連携協定による秋田県
信用組合主催の植樹事業が平成28年度から実施されているほか、民間の取組として行われております
森林ボランティア団体による植樹には市も参加をし、本年度は
米内沢地区においてベニヤマザクラを植樹したところです。その他といたしましては、NPO法人が実施する
森吉山ダム湖での
前田小学校児童との合同による広葉樹を中心とした植樹や、秋田県
緑化推進委員会の補助事業を活用した
合川字上杉地区での
植樹事業等が行われています。 次に、2)のご質問でありますが、市で実施している国立市との植樹事業につきましては、今後も両市で連携しながら実施する予定となっております。 また、秋田県
緑化推進委員会や
ボランティア団体との連携につきましては、チラシの配布による事業の周知のほか、活動への参加による人的支援など、連携を密にしながら地域の緑化環境の整備に努めてまいります。 以上が、福岡 由巳議員からのご質問に対しましての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(黒澤芳彦) 続いて答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) それでは、私から福岡 由巳議員のご質問にお答えしてまいります。 初めに、大きな項目の3、北秋田
市史編さんについての①
市史編さんを計画しない理由は何かと、②
市史編さんのための
体制づくりについてのご質問につきましては、関連がありますので一括して答弁いたします。
市史編さんの重要性はこれまでの経緯からも十分に認識しておりますので、
市史編さんの時期や体制については引き続き検討してまいります。 なお、
市史編さんは
一大プロジェクトでありますので、市全体で取り組む必要があるため、人員等については市長部局と協議を重ねながら進めてまいります。 次に、大きな項目の4、文化会館の
利活用拡大についての①創立30周年
記念事業実施についてのご質問でありますが、文化会館は平成3年に開館して以来、文化、芸術に親しんでいただける機会を設けるとともに、市民の皆様に利用していただけるように運営しております。 30年の節目となる今年度の自主事業につきましては、計画した事業を「北秋田市文化会館30周年記念」と
ポスター等に記載し進めることにしておりました。しかしながら、昨年度来、
新型コロナウイルス感染症拡大の影響から思うような事業が進められず、特に県外からのゲストを招くような事業は、市民の安全・安心を確保するためにも避けなければならない状況であり、1事業を終えたところで中止せざるを得ませんでした。 本年度も残り数か月となりましたが、
新型コロナウイルス感染症拡大の状況を見極めながら、市民の皆様に楽しんでいただけるような企画を提供したいと考えております。 次に、②展示室の積極的な活用をとのご質問でありますが、郷土ゆかりの作家等の特別展示として、佐藤鉄章・辻美沙子二人展や
渡辺喜恵子回顧展などを実施してまいりました。また、
県立近代美術館と連携して
出前美術館を実施し好評いただいております。今後も、様々な
芸術団体等と連携を図りながら積極的に企画して活用できるよう努めてまいります。 以上が、福岡 由巳議員からのご質問に対しての私からの答弁であります。
○議長(黒澤芳彦) これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 7番 福岡 由巳議員。
◆7番(福岡由巳) それでは、1の①、1)でありますけれども、最初に、先日、
合川自治会長会が開催されました。その際にはこの
地域公共交通の
利便増進実施計画についてはどのようにご説明されたのか、まずそれを教えてください。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 総務部長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦) 総務部長。
◎総務部長(河田浩文) 合川地区の
地域公共交通利便増進計画に関わる再編に関しての質問がございまして、要は、バスがなくなってそのまま何もないのかというようなご趣旨のご質問をいただいておりましたので、そういうことではなくて、利便性の高い
公共交通網を提供するためにいろいろな検討をしておりますし、その検討を重ねている中で地元の方々とも十分協議しながら進めていくというような答弁をいたしました。
○議長(黒澤芳彦) 7番 福岡 由巳議員。
◆7番(福岡由巳) この
利便増進実施計画については、合川の問題についてはこれまで6月、9月の議会でも質問しておりますけれども、やはり
自治会長会は非常に、せっかくのチャンスで、説明をそこで行って会長さん方から意見を聞くということが必要であったんじゃないでしょうか。今はまだ住民に対する説明がなされないままになっています。9月の答弁では
活性化協議会の委員に入っているからいいような感じの答弁がありましたけれども、住民はほとんど分からないわけです。そういう点では説明を積極的に行うべきじゃなかったんですか。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 重ねて総務部長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦) 総務部長。
◎総務部長(河田浩文) 今回策定いたしました
利便増進計画ですけれども、事業の大枠を示しておりまして、具体策というところまでは至っておりません。大枠を示した段階での説明となりますと、事実といいますか、現実と異なるような内容となる可能性もございますので、もう少し内容を整理した上で、事実に即した形での説明をしてまいりたいと考えているところでございます。
○議長(黒澤芳彦) 7番 福岡 由巳議員。
◆7番(福岡由巳) 9月の答弁でも、いわゆる見直しをすべきでないかという質問に対して、100分の1とか、3ミリとか何とかというふうなことは検討する必要があるでしょうというふうな答弁で、ほとんどこれを見直ししないようなそういう答弁であったわけです。ですから私は、今の答弁もちょっとずれているのではないかなというふうに思います。今の答弁を今後生かしていただきたいと思いますので、まずよろしくお願いしたいと思います。 それで、この合川地区の
路線バス廃止するということのまず予定になっていますけれども、合川住民からすれば、今度、上小阿仁に行けなくなるんですね。逆に上小阿仁の人が合川に来られなくなるというふうな計画になっているんです。 そういうことと、それから先日、上小阿仁村役場にお伺いしました。そうしたら、この
利便増進実施計画については説明は全然なされていないと、来ていないということでありました。上小阿仁はご存じのようにこれを
スクールバスで使っているわけです。そういうことからすれば、原案のときには一回、何だかお伺いしたようでありますけれども、これが実施計画がなされてから、上小阿仁と一つの協議もしていない、挨拶に行っていないというふうなことなんですけれども、これはこれでよろしいですか。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光)
総合政策課長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦)
総合政策課長。
◎
総合政策課長(長岐孝生) お答えいたします。 当然、原案の段階、これをつくるという段階では協議させていただいております。実施するに当たっては当然、上小阿仁村さんと協議する必要がございます。それで、電話での担当同士でのまずやり取りはしてございます。もちろん議員がご指摘のとおり、
スクールバスで小田瀬とかあの辺から通っている児童生徒がいるということも承知してございます。また、仮にデマンドになったときには、逆に杉山田とかをカバーできるのかとか、いろいろな考えは持っていて、電話での話はしているところでございますので、全く協議していないということではございません。 ある程度の原案を、市長の答弁でもあったとおり、現状の調査、問題の洗い出し、そして本市における施策をどう展開していくかということが大きな課題となってくると思いますので、それによって方向が変わってくるということですので、そういうものをもって上小阿仁村とは改めて挨拶も兼ねて協議していきたいというふうに思ってございます。
○議長(黒澤芳彦) 7番 福岡 由巳議員。
◆7番(福岡由巳) 今の答弁は、
網形成計画の段階でやり終えていなければならないそういう問題点だと思うんですよ。その
網形成計画の中でやらないからこういうふうに現在まで来ている問題だと思います。やはり上小阿仁村とは友好的に、より前向きな形で話を進めていっていただきたいと思います。予算のうちでだけれども、上小阿仁では何も来ていないから今のところは全然検討していないということであります。 それで、基本的には合川地区は
デマンド交通、診療所のバスも有償化するような形で
デマンド交通ということで計画はされていますけれども、いわゆるエリアとかゾーンとかそういうのは計画の中で具体的に示されていません。それから料金、運行開始、そういうのも、住民の考えからいうとこれでは利用するということは難しいというような状態になっていますけれども、これは今の段階ではどうするんですか。このまま進めて住民に説明するんですか。それともこれに補充していくんですか。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光)
総合政策課長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦)
総合政策課長。
◎
総合政策課長(長岐孝生) お答えいたします。 市長の答弁にもあったとおり、現状の調査、そして問題の洗い出し、そして新たな施策を検討しながら、その結果をもって住民にお示しいたします。議員がご質問にあるとおり、それも1つの補強であるというふうに考えてございますので、このままの提案とせず、その方向性を示した上で説明していきたいというふうに考えてございます。
○議長(黒澤芳彦) 7番 福岡 由巳議員。
◆7番(福岡由巳) いずれのご答弁も、これからこれに補充していくものとこういうふうに捉えさせていただきます。よろしくお願いしたいと思います。 それで、次のところの森吉、阿仁地区、2)のほうでありますけれども、これは、より、まだ計画が具体化されていないわけですよね。この点についても、これはもっと早く、昨日の一般質問の中にもありましたけれども、
スクールバスとの関わりどうするか、内陸線とどうするかも含めて計画は詳細になしていくべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光)
総合政策課長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦)
総合政策課長。
◎
総合政策課長(長岐孝生) お答えいたします。 この計画の中では引き続き検討する事項ということで、路線等については記載してございます。しかしながら同様に、学校統合とか、議員がご指摘のとおり内陸線との関係を精査してお示ししていく必要があると考えてございます。
○議長(黒澤芳彦) 7番 福岡 由巳議員。
◆7番(福岡由巳) 他の市町村は、9月の議会でも言っていますけれども、この
利便増進実施計画のようなものはどこも作成していないんです。
網形成計画で、今、空白のところをどうするかというのを鋭意努力されているというところであります。 したがいまして、私は今回のこの計画、改めてまた検討していくということなわけですけれども、これにはいわゆる
計画策定支援業務費596万円も使っているんです。ですから、ほかのほうでやっていないようなことをここでやって、なおかつまた検討し直さなければならないということでは、私は非常に、進行の仕方についてはもっともっと皆さん方が足を運んで調べていく必要があるんじゃないかと思います。
活性化協議会のある委員の方は、半年間5万5,000円の秋北バスのいつでも利用できるような定期券を買って、これについていろいろ検証されています。その方の意見も届いていると思いますけれども、私は、そのくらいのことは職員の方々も努力していかなければならないことだと思います。そういう中で、住民が活用できるようなそういう計画にしていくべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ただいまの福岡議員のご質問であります。
活性化協議会の委員の方がご自身できちんと乗っていただいて、また調べ上げていただいたという報告を私もいただいております。その中で、先ほど来議員からご指摘がありますように、網計画というのはやはり上位計画であります。それがイメージするものをどうするかというのを具体化していくのがこの実施計画であります。そのための、いろんな意味で、もう少し時間を早めたらいいんではないかとか、内陸線の接続時間のためにこうあったらいいんじゃないかとか、また、
バス事業者がやはり経営が成り立たなければバスというのは運行できないわけでありますので、それをどうやっていくのかというのは今後考えていくのがやっぱり我々だと思います。 そして、今答弁しております
総合政策課長も、自らやはりこの路線に対して、この協議会の委員の方と同じように、そんなに年間半分も、公務がありますので行けませんけれども、自分自身でも足で調査はしております、その経過は私も伺っております。したがいまして、このことを積み上げながら、やはり地域の方々に喜んでいただけるような実施計画にしていけるように、私らでも頑張っていかなければいけないと思っておりますので、これからもよろしくお願いいたします。 以上です。
○議長(黒澤芳彦) 7番 福岡 由巳議員。
◆7番(福岡由巳) ただいまの市長答弁については、一言だけ申し上げておきますと、先ほども言いましたように、
網形成計画の中で各自治体は詰めをやっているわけです。そういうのからいうと、実施計画というふうに名称を積みながら北秋田市はやっているわけですけれども、そういう中では私はもっともっと急ぐべきでなかったかというふうな感じを持っております。 続きまして、大きい2番に移っていきたいと思います。 市民による植樹事業の推進について、1)でありますけれども、現況はどうなっているか。 まず、市の事業の予算はどのくらい、そして
ボランティア団体と民間への予算はどうなっているかを教えてください。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 産業部長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦) 産業部長。
◎産業部長(佐藤栄作) 植樹というよりも、市のほうで緑化推進事業として県のほうから来ますので、その分の3年度の交付金として市全体で、団体、学校合わせて40万円ほどとなっております。 それから、市のほうで直接やっている植樹の事業が、友好の森の植樹あるんですけれども、すみません、こちらのほう、私のほうの事業のほかに教育委員会のほうの事業もありまして、総額のほうつかんでおりません。大変申し訳ございません。
○議長(黒澤芳彦) 7番 福岡 由巳議員。
◆7番(福岡由巳) まず、40万円ということをこちらでは認識させていただきたいと思います。 それで、この現況ということで、先ほど上杉のことについても市長からご答弁がありました。今回、ある団体が秋田県の
緑化推進委員会から2021広葉樹植樹祭の開催を依頼されました、県のほうからです。これの事業を終えましたので報告書を提出しようとして、県の
緑化推進委員会のほうへ報告しましたら、これ市の事業だから市のほうへ報告書を持っていくようにというふうに指示されたそうです。指示されて市のほうへ持っていきましたというふうなのが、先ほどの市長の答弁の内容になろうかと思います。 県のほうで事業化して市に持っていけということですけれども、なぜ市でこの事業をやれなかったのでしょうか。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 産業部長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦) 産業部長。
◎産業部長(佐藤栄作) すみません、市のほうでやれなかったということでなくて、こちらの事業が県のほうで全県に募集しております。それで県のほうで内容を精査し、決定になったものが市の
緑化推進委員会のほうに連絡が来まして、その段階で市の
緑化推進委員会から今回ボランティアがあったところに連絡行きますので、最初の始まりが県のほうで募集、決まった後は市のほうの
緑化推進委員会のほうで今度連絡してやるということになりますので、報告書の関係に関しては、この県のほうで決めたルール上、市の
緑化推進委員会に提出することになっております。
○議長(黒澤芳彦) 7番 福岡 由巳議員。
◆7番(福岡由巳) ちょっと違うんじゃないかと思いますね。昨年までは県のほうからこの事業が来てそれで実施して、県のほうに報告書を提出しているんですよ。なぜ今回市だかというところなわけですけれども、これがこのまま県のほうに報告されると、今後予算がなくなっていく、そういうふうな説明をされたようです。 ですから、私はもっと市のほうでこの事業について情報を早くキャッチしながら、市のほうで動くべきでなかったかというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 重ねて産業部長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦) 産業部長。
◎産業部長(佐藤栄作) すみません、昨年のことは私、把握していないんですけれども、今年に関しては先ほど説明したとおりです。 それから、こちらのほう、県のいろんな様々な募金などの財源の中で当然やっていますので、県、市ともそんなにお金がたくさんあるわけでなくて、県民の善意の中の集まった募金の中での事業計画となっておりますので、来年以降やれないとかということでなくて、皆さんのご協力でいろいろこういうのを進めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(黒澤芳彦) 7番 福岡 由巳議員。
◆7番(福岡由巳) ちょっと答弁になっていませんね。それから引継ぎもきちんとなされていないような感じいたします。まずこの点については、あと問いません、まず今後、市のほうもう少し積極的な事業計画を進めていくべきと考えます。 それで、この報告書を提出した際に、どなたか分かりませんけれども、現場を見に行かなければならないので、こちらの都合があるので今のところ現場を見に行く時間をいつだか決めることができないというようなことの電話であったそうです。いずれ現場見られたようです。 これは個人の民有林なわけです。個人の民有林のところに、結局、皆さん方の都合だけでなくて、事業をやった方々に連絡して一緒に現場を見る必要があったんじゃないでしょうか。ただそこに、民有林に皆さん方が独自に入っていくということは、私は非常に問題が大きくなるんじゃないかというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 産業部長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦) 産業部長。
◎産業部長(佐藤栄作) 今回のこの事業に関しては、ボランティアの事業として手挙げ方式でやっていますけれども、この個人の土地、こちらに植樹したいということで申込みしたのもこちらの団体で、市としてこの個人の土地を使えとかといったことではないので、まずそこは説明しておきます。 それから、先ほど市のほうに計画書というのは、それで市のほうでは実際これは補助事業ですので、場所にきちんとやっているか確認が必要ですので、すみません、ちょっと言葉でいろいろ、そごがあったかもしれないんですけれども、市のほうではその状況を確認したいということで、提出した後に、当然そこの団体さんと協議しながら日程決めて確認するというような形になりますので、そのような形で確認させていただきました。
○議長(黒澤芳彦) 7番 福岡 由巳議員。
◆7番(福岡由巳) 普通、住宅地とかであれば不法侵入とかと大きい問題になるような、そういうふうなこともありますけれども、そうではなくて、やはり事業した人方と連絡を取りながら現場を見るということは私は非常に必要なことだと思います。それがいついつ行きましょうという連絡もなかったので、事業をやった人方は、なして勝手にやるのかなというふうに思ったようであります。その点について私は、今後いろいろそういう細かい点について配慮しながら進められるよう希望いたします。 続いて、先ほど市長の答弁の中にいわゆる四季美湖のところの答弁もあったんじゃないかと思います。四季美湖の公園は、あれは民間の団体が独自に公園化して頑張っていただいたというふうな経緯があろうかと思います。最近のダム湖は公園化というのはもう規則上決められていますので、その後のダム湖は公園が整備されているようであります。しかし、この
森吉山ダム湖のところについては公園が造られていなかったと、それが民間のほうで公園化してきたというふうなことがあります。 この公園化について、県のほうから3年間補助をいただきながら植樹をしてきました。3年過ぎて、それで今度、何とか事業続けなければならないということで市のほうに申込みしに行ったそうであります。しかしながら、いわゆる団体として適さないというようなことで、最初、許可されなかったようであります。この県のほうで許可しながら市のほうで許可しなかったという違いは、どこら辺に問題があるでしょうか。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 産業部長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦) 産業部長。
◎産業部長(佐藤栄作) すみません、市のほうで断ったというの、私把握しておりません、大変申し訳ございません。 後で詳細のほう確認したいと思います。
○議長(黒澤芳彦) 7番 福岡 由巳議員。
◆7番(福岡由巳) 許可いただけなくて、それでその後、県のほうの指導を仰ぎながらNPO法人に組織化すればいいんじゃないかというそういうアドバイスを得まして、約半年ぐらい、いろいろ苦労しながらNPO法人化したそうであります。それで今年申請しましたら、市のほうから25万円ぐらいですか、予算を補助いただいたというようなことであります。 いわゆるNPO法人とかは県のほうの指導を仰いだということでありますけれども、市のほうにはNPO法人化のことについての担当者はいらっしゃいますか。どなたでしょうか。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) NPO法人の担当者は別として、先ほど来、福岡議員からお話ありました、もともとあそこはダム湖でありまして、向様田の地域、あそこに市のほうでもトイレを造ったりして、あそこでカヌーをやっている人方いますし、あそこに地元の方々が自発的に四季美湖を守る会という会をつくって、例えば民宿をされている方々とかそういう方々が一緒になって、あそこせっかくダム湖ができたのでお客さんに来てもらいましょうということで、あそこに桜を植えたり、それから小学校のほうに声をかけて一緒に桜を植えてくれたりということを続けてまいりました。 ただ、あそこ、ご案内のとおり、ダムを造るときに、あそこ土捨場みたいな感じになっておりましたので、もともと大きな石がごろごろしているし、それを石を寄せたりということで、この方々がボランティアでやって草を刈ったりしました。ところが、だんだんその方々も私と同様、高齢化になってきまして、もうとても自分たちでボランティアではやる力ができないということで、県のほうからまず補助をもらいながら、そういうときのブッシュを動かすときの、チェーンソーとか草刈り機動かすときの燃料代とかそういうことにしようということで、そういう補助をいただきました。 市のほうに担当を、多分あれ商工観光部だと思いますけれども、話をしながら、今度県の補助が切れるし、自分方も高齢化してきたので、何とかそういう人方、若い人方も集めていただきながら、そういう仕事していただくために何とかできないかということで、県からもですし、市のほうも、県のほうもNPO法人にしたらいいんじゃないかというそういう話を受けまして、そういう形ができて、そういう今みたいなやり方で、その方々も喜んでいらっしゃるし、また来る方々も喜んでいるし、我々もああやって、ダム湖ができたときに、要はダム湖ができたときにいろんな様々、ちょっと話長くなってすみませんけれども、ああいう国土交通省で造ったダムがあります、例えば三春ダムもあるし八ッ場ダムもある、それはただダムを国とか地元の方々だけではなくて、やはり地域で守っていこうということでそういう動きがありました。水源地活性化ビジョンというそういうビジョンも組み立て、つくりながら、ああいうことをやってきた経緯があります。 ご案内のとおり、四季美湖まつりとかも地元の人方、特に根森田集落の方々も一生懸命頑張ってくれておりますし、いろんな方々が協力してくれていますので、そういう芽生えができていますし、それが今まで続いてきたわけです。そういう意味で、先ほどお話ありましたように、ちょっと長くなって申し訳ありませんけれども、そういう方々が頑張っていただいて、今もそれを続けていただいている。それを続けるためにNPO法人をつくられたということでございます。それに呼応していろんな事業者の方々、企業の方々も、あそこを自分たちで金を出してあずまやを造ったり、またブランコを造ったりということでそういうことをやっています。 これからも市が、別に手をこまねいて人の金に頼るのではなくて、市もやっぱり一緒に協力していきますし、そういうNPOの方々にもぜひ頑張っていただければと思っています。 ちょっと長くなりました、申し訳ありません、以上です。
○議長(黒澤芳彦) 7番 福岡 由巳議員。
◆7番(福岡由巳) NPO。
○議長(黒澤芳彦) 市長、答弁。
◎市長(津谷永光) 私は話が長くなるので、総務部長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦) 総務部長。
◎総務部長(河田浩文) NPO法人につきましては県の認可となりますので、直接市の窓口というのはございませんけれども、各部署において法人認可が事業採択に必要だというような場合がいろいろございますので、そのときは県の担当課につなぐなどして相談に乗っているという状況でございます。
○議長(黒澤芳彦) 7番 福岡 由巳議員。
◆7番(福岡由巳) 市長の答弁、細かく説明いただいて非常に参考になりました。私も、森吉山スキー場が廃止になるときからこの問題はなされてきて、今お話しされた民宿の方々とか、いわゆる守る会がやられてきたというのは、私も話を聞いておりますので、市長の答弁のとおりだと思います。 NPO法人の法人化について、私はやはり市のほうでも指導できるような体制は必要ではないかというふうに思います。隣の能代市なんかは受付案内とか何とかがいろいろありまして、ここで担当しないとなれば県のほうに連絡しますので、行っていいかどうだか今ちょっと待ってくださいとかと、そういうふうに連絡体制ができているようであります。本市としてもその点について、NPO法人とかにしないと予算もらえないというそういう事情もありますので、そういう指導もお願いしたいものだと思います。 時間が進んでいますので、
市史編さんのほうに入っていきたいと思います。 市内を見ますと、いわゆる地方史を研究されている方々は限られていまして、合川では本当に1人で頑張ってやったという方がお亡くなりになりました。こういう高齢化によって地元で研究されている方々がだんだん少なくなってきているわけです。ですから、市史を編さんするとなれば中央等から学者とか、あるいは県内からいろいろな研究者とか呼んでこないとなかなか進まないという状況になろうかと思います。それを私は一日、一年、待っていられないというふうな状況ではないかなと思うんですよ。 能代市史とか横手市史とか最近のを見ますと、10年近くかかっているんですよね。だから私は、組織化とか財政計画というのはもっと早く進めていかなきゃならないんじゃないかという気持ちで何回も訴えているわけでありますけれども、もっと早く進めれないでしょうか。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(佐藤昭洋) 福岡議員から、私が就任した平成29年の6月議会をスタートにして、
市史編さんについては何度かご質問を受けておりました。 教育委員会としてできるところとすると、その
市史編さんが始まるまでいろんな目録を作ったり、こういった資料を使えばいいよというようなところは教育委員会でできますが、先ほど議員がおっしゃられたとおり、この編さんについてはかなり、先ほどの私の答弁でも答えましたが、大規模な
一大プロジェクトといった形で進めなければとてもできないそういった内容だというふうに私も認識しております。ですから他市町村でも時間がかかっているということはそれも認識しております。 ですので、いつ、北秋田市としてはいつ始めたらいいか、あるいはいつから取りかかるのかも含めて、まだ検討しているということでございます。
○議長(黒澤芳彦) 7番 福岡 由巳議員。
◆7番(福岡由巳) 私、15周年記念に対して記念誌と、それから市史ということで提起もしてまいりましたが、やはり何か目標になるところがなければ、こういう事業というのはなかなか予算化も計画化も難しいのではないかと思うわけです。ですから、やはりどこに向けて発行できるようにするかというのは、もう既にめどを立てながら進めていく必要があるんじゃないかなというふうに思います。その点、私は極力頑張っていただきたい。 鷹巣町史ができてからもう33年ぐらいたちます。それから、阿仁町史も大体そのくらいであります。合川とか森吉は町史がないものですから、そういう点で、私はかなり急がなければならない問題ではないかと。特に「きらり・きたあきた」については、正誤表も、今年3月まで作るということでありましたけれども、私まだ全然見ていません。正誤表についても見れば、私はやはりそういう種本になるところがしっかりしていなきゃならない問題ではないかというふうに思います。そういう点でさらに急いでいくべきであると、もう一度決心のほどをご答弁いただきたいと思います。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(佐藤昭洋) 繰り返しになりますが、引き続き検討させていただきます。
○議長(黒澤芳彦) 7番 福岡 由巳議員。
◆7番(福岡由巳) 文化会館の30周年については、やれるところがあるのではないか、そういうのでセレモニーはじめ、やれるところを進めていくべきじゃないかというふうに考えて、質問はしません。 終わらせていただきます、ありがとうございます。
○議長(黒澤芳彦) 以上をもちまして、7番 福岡 由巳議員の一般質問を終わります。
○議長(黒澤芳彦) 次に、10番 佐藤 文信議員、新創会、ご登壇ください。
◆10番(佐藤文信) (10番 佐藤 文信君登壇) おはようございます。 10番 新創会、佐藤 文信です。 それでは、通告に従いまして一般質問を行いたいと思います。 まず初めに、大きな1番として農業政策についてであります。 ①米価下落に対する支援策について。 1)新型コロナウイルス感染症による外食産業に大きなダメージを与えたことに起因をし、米の消費が減少し、20年産米の在庫が膨らみ、国が示しております適正在庫水準と言われております675万トンを超えているため、21年産米の米価が60キロ当たり2,000円が減額となり、JA秋田たかのすでは10月末現在、集荷額が2020年で約18億2,200万円で、2021年度で約12億5,400万円の集荷額で前年対比約5億6,800万円の減少が見込まれていると想定をされておりますが、このことが市の経済に与える影響についてどのように認識されているのか、まずお伺いをいたします。 2)番、宮城県大崎市や富谷市、青森県青森市、つがる市、三戸町などでは、国・県ではできない農家への支援策をきめ細かく取り組む考えで独自に支援策を打ち出しております。先般、12月3日、私どもの会派で大崎市を研修させていただきましたが、ここでは地方創生臨時交付金を活用し、10アール当たり4,000円を種子費及び資材購入費の一部として、農家の来年度の生産活動に向けて12月末まで農家への支払いをJAと協力して済ませたいとして、議会に提案をされまして、全会一致で可決されておりました。 さて、話は変わりますが、去る11月21日にJA秋田たかのすからの米価下落に対する要請を受けられたと思いますが、どのような対応を考えておられるのかお伺いをいたします。この件につきましては、昨日、会派の杉渕議員の答弁にもありましたけれども、改めて伺うものであります。 大きな2番、地域振興政策について。 ①大館能代空港3便化実現に向けての取組について。 1)大館能代空港発着の羽田線は、国土交通省が地方路線の活性化に向けて優れた提案をされた空港に路線を追加配分する、いわゆる羽田発着枠政策コンテストで選ばれたところが昨年10月から、ダイヤ上では1日3往復運航する予定となっておりましたが、新型コロナウイルスの影響で減便になりまして、現在はようやく2便となっておりますが、3便化への足がかりとするために、県と市で運賃助成事業が12月1日から実施をされております。 これは、冬期の需要減少期には特に必要と考えますけれども、通年利用向上に対する政策も不可欠と思います。特に3便化することで、世界遺産登録された伊勢堂岱遺跡を起点とする観光振興や、市民病院の医師確保、企業誘致などのキーワードになると思います。北秋田市の将来への投資として、3便化へ向けての取組についてお伺いをいたします。 次に、大きな3番、新型コロナウイルス対策について。 ①感染予防対策の考えについて。 1)にかほ市では市内小中学校のドアノブや手すり、トイレの便座、手洗いの蛇口等の抗菌、抗ウイルス効果があるガラスコーティングを施工することで感染
リスクを減らすことができるとされて、加えて、消毒作業に当たる教職員の負担軽減を図る狙いもあり、実施することでおおむね効果は持続期間5年と言われておるそうであります。子供たちが安心して学校生活を送れるよう施工し、今後は保育園や認定こども園でもコーティングを実施する予定であります。 当市では、感染予防対策としてこのガラスコーティングを施工する考えはあるのかどうかお伺いをいたしまして、壇上での一般質問をこれで終わります。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ただいまの佐藤 文信議員のご質問にお答えをしてまいります。 初めに、大きな項目の1の農業政策についての①米価下落に対する支援策についてとして、1)と2)のご質問をいただいておりますが、関連がありますので一括して答弁させていただきます。 概算金の大幅な下落については、私も大変憂慮しており、国や県の動向を注視しながら関係機関と足並みをそろえて対策を講じたいというスタンスであるほか、農家の生産意欲の減退や、翌年以降の作付に影響が出るのではないか、また、市の経済に対しても消費活動が鈍るといった影響も心配しているところであります。 なお、市の対策といたしましては、昨日の杉渕 一弘議員にも答弁をいたしましたとおり、国の対応次第では減収に対する直接的な支援や市による地方創生臨時交付金を活用した年度内の対策も視野に入ってくるものと考えますが、仮にこれらがかなわない場合であっても、市の独自施策としてJA秋田たかのすから要請がありました令和4年産米の種子購入費への支援について、主食用米のみならず非主食用米の作付転換にも対応できるよう、全水稲における種子購入費に対する助成制度について準備を進めているところであります。 次に、大きな項目の2の地域振興政策についての①大館能代空港3便化実現に向けての取組についてとして、1)のご質問をいただいておりますけれども、大館能代空港の3便化は、地域ににぎわいをもたらす重要な役割を担うものと考えており、令和5年10月28日の配分期限までに実績を残すことが求められております。 そのためには、本市の観光資源である森吉山、世界文化遺産である伊勢堂岱遺跡を切り口として、北秋田市の認知度の向上や交流人口の増加を図ることに加え、大館能代空港が世界自然遺産の白神山地や伊勢堂岱遺跡とともに縄文遺跡群を構成する大湯環状列石の空の玄関口であることも、多くの方々に認識していただく必要があると考えております。 3便化を踏まえた利用促進に向けた運賃助成としては、これまでの冬期間限定から通年助成とし、助成額につきましても従来の2倍としているほか、旅行業者の企画商品への補助も継続して行っております。 また、大館能代空港は、広く圏域の方々に利用していただくことで持続的に3便の運航につながると考えますので、大館能代空港利用促進協議会で実施する圏域の翼や企業ファンクラブ会員による出張等での利用促進のため、協議会と歩調を合わせ取り組んでまいります。 加えて、ワーケーションをキーワードに首都圏から移住者や在宅勤務者を受け入れることで関係人口を創出し、利用者の増加に努めてまいります。 次に、大きな項目の3の新型コロナウイルス対策についての①感染予防対策の考えについてとして、1)のご質問でありますけれども、県内一部の小中学校及び保育園でドアノブ等への抗菌、抗ウイルスガラスコーティングが導入されていることは承知をいたしております。コーティング加工を施すことで感染
リスクを減らし消毒作業の負担軽減が図られるとのことですが、今後、効果等について情報収集に努めてまいります。 以上が、佐藤 文信議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(黒澤芳彦) これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 10番 佐藤 文信議員。
◆10番(佐藤文信) 一括の答弁がありましたけれども、1)についてもう少しお尋ねしたいと思います。 やはり5億6,000万円を超える減収といいますか、減額というふうなものは、私はかなり市の経済にとって大きなダメージがあるのではないかなと思っております。併せて農協自体にとってもかなりのウエートを占めておるのだと思っております。 ご存じのとおり、JA秋田たかのすの広報紙においても、いわゆる共済の掛金についての延長実施をするというふうなことで載っております。これは多分、米価下落に対して当年度の掛金の払込みについての猶予といいますか、対策というふうなことでの出されたものだと思っております。 あわせて、市のほうにJAさんのほうから要請がありました後に、JAさんでは60キロ当たり400円を特別加算するというふうなことで要請をされた後、理事会でも決定をされております。やはりこういったことに関しては、市長も答弁されましたけれども、改めて市の経済に与える影響についての考え方をお尋ねしたいと思います。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 産業部長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦) 産業部長。
◎産業部長(佐藤栄作) 米価下落に対する経済の影響なんですけれども、議員おっしゃられるとおり5億6,800万円ほどの減収が見込まれるとのことでしたので相当大きいものと理解しております。 当然、この分というのは、昨日からの長崎議員、杉渕議員のほうでも答えておりますけれども、このまま作って、要は10アールよりも多く作るとまたさらに下がると。なので、私どものほうとしては米以外の転換をお願いしつつ、そちらのほうの補助も含めて、今後のさらなる米価下落を食い止めたいというふうに考えております。
○議長(黒澤芳彦) 10番 佐藤 文信議員。
◆10番(佐藤文信) 今、部長のほうから答弁をいただきましたが、その点はいわゆる来年度に向けての考え方というふうなこで、今現在、米価下落に対しての支援策をお尋ねしているわけですから、昨日もそういうふうな答弁ありましたけれども、それは当然、JAさんも農家の皆さんも十分そういったことは踏まえて来年度の作付に向かうというふうには思います。ですが、今議題にしているのは21年産米の下落に対しての緊急対策といいますか、支援策といいますか、そういったもので、先ほども壇上でお話ししましたが、各県ではいろいろな取組をされております。そういったところの中で、市長の答弁にもありましたけれども国・県の政策を待たないで地方創生臨時交付金を活用したり、あるいは自主財源でもって農家の方々なり、そういったことに陥らないようにというふうなことで支援策を出されておるわけです。 昨日も答弁ありましたけれども、地方創生臨時交付金ですか、それを活用するというふうなことを視野にというふうなことですが、最終的に結局、独自財源もというふうなことが話されております。緊急性があるとすれば、そういうふうな国のお金をベースにしなくても、取りあえず市のほうで年度内なり早い段階で支援策を出すというふうなことが私は望まれているのではないかなと思いますが、具体的に、じゃ交付金が来なければいつになるのか、あるいはまた、独自で支援するとすればいつまで支援策を出していくのかというふうなことが、昨日の答弁ではなかなか見えてこなかったんですが、その点についてはいかがですか。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 重ねて産業部長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦) 産業部長。
◎産業部長(佐藤栄作) 昨日からの繰り返しになりますけれども、国の対応もまだ、今現在、国会開催中で出ておりません。それから、地方創生臨時交付金、こちらのほうも実際に幾ら来るという話にもなっていません。それから、答弁の中でも場合によっては市の独自ということも述べられたとおりであります。昨日の杉渕議員の答弁でも答えておりますけれども、なるべく早くとしか今のところ、農家の方が本当に引き続き困っている状況も分かりますので、独自施策を早めに打ち出したいというふうに考えております。
○議長(黒澤芳彦) 10番 佐藤 文信議員。
◆10番(佐藤文信) 何か堂々巡りの議論になるのであまり話はしたくないんですけれども、結局、国の動向を見なければ判断できないというふうな対応に聞こえるんですよ。ですから、先ほどから申し上げているように、東北管内でもいろいろな市町村で支援策を出しております。それは国の動向関係なくして、いわゆる先ほどからお話ししているようにきめ細かく農家の方々を支援していきたいというふうなことで支援策を出しておるので、国の動向がどうこうではなくて、じゃ北秋田市、それがなければやらないということですか。反面、後段に行くと独自策でも、施策でもやれますよということであれば、むしろそれを待たないで独自に早めに出して、そして財源が来たらそれはそれで地方財源として財源振替でもいいですし、そういった対応をできないのかどうかということです。 特に、先ほど冒頭でお話しをさせていただいた大崎市を視察しに行った帰りにというか、その日に、全国版の新聞報道の中で、仙台市、あのぐらい大きなベッドタウンと言われている大都市でさえも支援策を出すというふうなことで12月に議決をしているわけです。ですから、そういったこの地域が、よく農業が基幹産業だと言われている地域において、いち早くそういった政策を出せないのかどうかというのは非常にじくじたるものがあるわけであります。 県内でも大仙市でもう既に発表されました。ですから、何も早ければいいというわけではないけれども、あまり遅くなるとやはり先ほどお話ししたように農家の経済、市の経済に及ぼす影響があると思いますので、ある程度早い段階で決定をして前に進めていくというふうなことをしていただきたいなと思うんですが、改めてお尋ねいたします。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 佐藤議員からも今お話ありました。確かに大崎とか他県での、また秋田県の場合は2,000円、前渡しが下がったわけでありますけれども、概算金が下がったわけでありますが、大崎は3,900円ぐらい、ほかのところでも4,000円ぐらい、大変下げ幅が大きくございます。それがやはり、またそれを実際耕作されている戸数も大変多いということで、その地域経済に及ぼす影響が、別に北秋田が小さくて向こうが大きい、大崎が大きいというわけではなくて、それを見たときに、例えば大崎にしても、大仙市もご案内のとおり新潟に次ぐ米どころということで3,200戸ぐらいの農家の方々がいらっしゃいますし、そういう意味では大仙もああいうふうな形にした。ただ、この間、大仙の市長とお会いしたときに、やはり大変悩まれておりました。というのは、今後地方創生臨時交付金がどうなってくるのかといった問題もあるし、本来は県なり国なり、県というよりも国です、国のほうがしっかりとしたものを早く出してくれれば自分たちがやりやすいというのが、25市町村それぞれの思いでありました。ただ、そういう意味では大仙も大変規模的に大きいものでありますから、影響が経済に当たり大きいということで今回踏み切ったようであります。 したがいまして、先ほどお話が、昨日以来答弁しておりますように、まず私どもとしては、JA、農家を束ねていらっしゃる、農家の声を聞いていただきながらこれまで一緒に、市も一緒に農業政策をやりながら様々な事業を展開していただきまして、助成関係もやってきましたけれども、そういうJAから来ている種子の確保について、これに対して昨日以来お話しをさせていただいておりますので、ぜひとも農家の方々が、確かに今、収入が下がるということに対する不安があるわけでありますが、まず市としてはそういうものに対しても手当をしていくということでしっかり思っていただきながら、少し、何ぼか希望を持っていただければありがたいし、先ほど部長が答弁しましたように、今後、その国の動きがどうしてもなくて、まるっきりなくて、それから、何か別なやっぱりそういう農家支援策、経済というふうな、農家だけの支援策、290法人ぐらい経営体があるようでありますけれども、その方々だけが救われるような方法がいいのか含めて、今回それで、コロナだけではなくて経済政策の面からも考えていく必要があると思いますので、ただ、先ほども申し上げました種子の助成に関しては可及的速やかにできれば判断をしていきたいと思っていますので、どうかそういう意味で、今回のこの議会での議論を踏まえて、農家の方々も少しは、市のほうも考えてくれているなと、もう少しやる気になる、やってみるかというような思いして持っていただければありがたいですし、産業部含めて我々もしっかり取り組んでいきたいと思っています。 また、いろんな意味で、今回いろんな場所というか地域を見てきていただいていますので、我々に参考になるようなご提言をいただいたりアドバイスをいただければ参考にしたいと思っていますので、担当のほうにも教えていただければありがたいです。よろしくお願いします。
○議長(黒澤芳彦) 10番 佐藤 文信議員。
◆10番(佐藤文信) 今、市長から改めて決意といいますか、考え方を伺いました。 先ほど来、私発言していますけれども、国の政策というか国の方向性、確かにそのこともこれから支援をしていく上では1つの判断材料にはなろうかと思います。でも、考え方として、今、市長も話あったように、それはそれとして、いわゆる経済対策あるいは農協への支援策といいますか、農家への支援策として種子のほうはまだ別枠のような考え方も持っておられるようでありますので、できるだけ、今、答弁を恐らく控えている方々も、市長がお話あったように少しは考えていただいているんだなということは伝わっているとは思いますけれども、でもやっぱり、ある程度早めの判断といいますか、そういったものが求められているのかなというふうには思いますので、あまり時間をかけないで早めに考え方をまとめていただいて示していただければありがたいなと思っていますので、その点についてはよろしくお願いしたいと思います。 次に移りたいと思います。 いわゆる3便化への対応についてでありますけれども、まず最初にお尋ねしたいのは、コンテストを受けられた内容について、どういうふうな政策提言をして3便化に対してゴーサインが出されたのか、その内容について伺いたいと思います。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光)
総合政策課長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦)
総合政策課長。
◎
総合政策課長(長岐孝生) お答えいたします。 当コンテストにつきましては、全日空と大館能代空港利用促進協議会、秋田県の3者で提案してヒアリングを受けてございます。その内容につきましては、冬期便の利用促進、それから通年の利用増加ということがメインとなっていることかと思いますが、詳細につきましてはちょっとこちらで把握してございません。
○議長(黒澤芳彦) 10番 佐藤 文信議員。
◆10番(佐藤文信) 具体的には把握しておらないということでありますけれども、結局、支援策というふうなことになると、支援はしますが、地元の市町村、大館市も昨日ですか、取組内容についてあったようですけれども、結局、そうすれば3便化に向けて、冬期間の搭乗率向上すれば3便化になるよというふうな、そういうふうな単純なものなのかどうか。 せっかく3便化することによって、あるいは3便化するための、その単純な搭乗率だけではなくて、3便化することによって、秋田県あるいは北秋田市も含めた関連の市町村の経済波及効果について、こういうふうな効果があるから3便化していただきたいというふうなことはないのかどうかそこら辺がないと、ただ単純に補助金だけ出してあと終わりというふうなことになると、実質、では3便化したときに市の行政なりにとってどういうふうなメリットがあるのかというふうなこともしっかり議論した上でないと、その効果というのが出てこないと思うんですが、その点についてはいかがですか。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光)
総合政策課長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦)
総合政策課長。
◎
総合政策課長(長岐孝生) お答えいたします。 議員がご指摘のとおり、冬期だけではなくて通年、その3便が恒常的に利用されると、それによって地域経済に波及していくということが基本的なことだと思います。当市の観光も含めてでございますが、市長の答弁にもあったとおり、圏域の利活用が、当市は当然でございますが、圏域における利活用が非常に重要になってくるというふうに思ってございます。 その中でも、企業ファンクラブという、企業のほうがファンクラブになって利用促進に努めるというような趣旨で賛同していただいていますので、そのような企業が活発に動いたり利用していただくことで、企業の行き来が増えることで北秋田市に及ぶ経済効果、そして圏域に及ぶ経済効果があるものと考えてございます。
○議長(黒澤芳彦) 10番 佐藤 文信議員。
◆10番(佐藤文信) 今、答弁をいただきました。何といいますか、いわゆる市の主体性がちょっと欠けているんじゃないかなと思っています、今伺っていますと。というのは、せっかく3便化なったのを、この市の行政といいますか、それにどううまく利活用して市の振興を図るのか、図っていこうとするのか、観光も含めて。あるいは市の、今、弱いと言われているところの企業誘致も含めて、あるいは、先ほど私、壇上でお話しした医師の確保対策についてでも、飛行機を利用することによって、派遣といいますか、1日おいでいただくのに対してもこういうふうなメリットがあるので来ていただきたいというふうな、いわゆる3便化を活用した市の独自策というのがそれぞれの分野で計画なり策定されるのはあっていいのではないかなと思いますが、その点についてはどういうふうになっているのですか。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 佐藤議員から空港の3便化についての期待と、また市の取組ということでお話ありました。 これまでも、まず2便体制のときも、私ども大変ありがたいことにPRいたしましたのは、やはり東京から近いんだよと、秋田県に空港が2つあって、北東北の玄関口であるし、ご案内のとおり高速道路も伸びてきましたしインターチェンジがすぐそばにあると。また、北東北を観光の面からいってもまず玄関口であるということで周遊できるわけでありますし、そのために、今、空港促進協議会のほうに、岩手の八幡平とか、それから青森、弘前も入っていただいてやっております。お互いにその便宜を深めながらそれはPRしていくと。 そのほかに、ビジネスの関係からいきますと、先ほど企業ファンクラブの話を
総合政策課長が話しました。ここにある企業の方が、大館もそうですし、北秋田もそうですけれども、能代以北そうでありますけれども、そういうところにいらっしゃる方がやっぱり大館能代空港、東京、また乗り継ぎを使って、うまくいくと関西圏からも人が来られるということで、ぜひ3便化、2便化ですと朝と晩しかないものだから非常に、来ても日帰りができないとか、それから会議に間に合わないとかというようなことがありましたので、そういう意味での3便化に対しての取組、むしろその民間企業さんのほうができればそういうのをやってみたいという話も利用促進協議会の中でもされています。 また、先ほど医療の話もございました。これまでも実は日本医科歯科大学から先生が来られて、市民病院で手術をしていただいて、次の日の朝帰っていくと。朝帰っていくと大学の授業に間に合うと。最初はその先生にお会いして、ぜひ北秋田市民病院で、医師不足ですのでそういうお手伝いをしていただきたいというお話をさせていただいたときに、秋田は遠いからなという話をされました。そのときに、いや空港ありますと。ですから、空港ありますと、来られて、それで朝便で来られて、まず午後からでも手術をされて、1泊していけば次の日間に合いますと。実際そういうことができるんだということで、続けてずっと来ていただきました。大変ありがたいことでありました。 したがいまして、観光だけでなくてビジネス、また命を守る、地域医療を守っていく、そのほか今度、文化遺産も世界遺産もありますので、そういうものもしっかりとPRをしていくと。先ほど議員からも担当するそれぞれの部局が独立していくんではなくて、お互いに連携をしながらという話ありましたので、そういう意味では、そのことも踏まえながら、しっかり我々も横の連携とか、また空港をどうやって利用していくかということも含めて考えていかなければいけないと思いましたので、ぜひそういう形で、みんなでこの空港を盛り上げ、3便化に進めて、3便化になった暁にはこれを維持していきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
○議長(黒澤芳彦) 10番 佐藤 文信議員。
◆10番(佐藤文信) 今、市長のほうからも答弁をいただきましたが、改めて、今、何か新聞報道も含めて、コロナの関係で計画が先延ばしになったようなお話もありましたけれども、最終期間の令和5年10月ですか、先ほど答弁ありましたけれども、それまでに具体的に搭乗率がどれぐらいにならないと、いわゆるコンテストで応募して特別枠をいただいた部分がクリアできないのか、あるいはまた、クリアしたときとか、あるいはクリアしなかった際のそのコンテストのようなものに再挑戦といいますか、再提案できるのかどうか、そこら辺の条件的なものもしっかりと皆さんで、我々も含めて認識をしないと、せっかくもらった枠をすぐ手放してしまうと、結局何でやったのかなというふうなことになるのではないかなと思っていますので、その期間中にクリアしなければならない条件というふうなものはあるのかどうか、あったら教えていただきたいと思います。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光)
総合政策課長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦)
総合政策課長。
◎
総合政策課長(長岐孝生) お答えいたします。 数字的なクリアの数字というのは把握してございません。ただ、コロナにより、先ほど答弁にあったとおり、令和5年10月28日までその配分枠が延ばされました。それを受けまして、令和5年春頃にこの取組を検証するということになってございます。その後、それで認められた場合は1年半、再実施を検討するというような内容となってございます。 以上でございます。
○議長(黒澤芳彦) 10番 佐藤 文信議員。
◆10番(佐藤文信) 今まで伺ってきましたけれども、どうも県のほうがいろんな情報を持っていて、市のほうが何かちょっと情報不足なのかなというふうな率直な印象を受けております。ですから、いろんな活用の仕方、条件も含めて、できるのであれば県から情報なりを積極的にいただいた上で、市としても、先ほど来、市長の答弁にもありましたけれども、いろんな分野で利活用できる可能性がある機会ですので、この機会を十分に、市の行政の発展のために活用する方向を見いださないと。 今、コロナとかいろいろな関係も含めて搭乗率も低いわけですので、支援策をここ1年か2年、多分継続して出されるのではないかなと思いますが、結局、その期間だけある程度クリアしても、具体的に市のほうのメリットにつながらなかったというふうな残念な結果にならないように、いろんな分野も含めてどういうふうにして、先ほど来お話ししていますが、市の行政のほうに有効に活用していくのかというふうなことについて、やっぱり慎重に考えていただいて、県のほうからも情報が得られるのであれば、この事業についての考え方もしっかり把握して取り組まれるのがいいのではないかなと思いますが、改めてお尋ねします。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 空港そのものは北秋田市にございます大館能代空港でございますが、これを利用していただく方々、利用促進協議会、大館も能代もそうでありますけれども、先ほど申し上げましたように弘前も含めて、県外含めてであります、みんなでこれを維持していくために、やはりこれがなくなってしまいますと、今申し上げたような地域の方々の経済含めて、企業さんもそうです、いろんなものに影響してくるわけでありますので、何とかこれを残していかなくちゃいけない。 このコロナ禍で減便、また、たった1便のときがあったりして、今やっと2便にもなりましたけれども、復活したというか、少しそれが制限が緩和されて、地方空港でANAの搭乗率が伸びている空港が多いわけです。ただ、残念ながら大館能代空港はまだそこまでは回復しておりません。ですからこの冬場に、我々もそうでありますけれども、ほかの市町村でも、また県もそういう意味で搭乗率を回復、前のような回復までいかなくても、まず8割、9割ぐらいまでの搭乗率に戻していきたいと。それによって今度2便化を定着させていって、先ほどお話ししましたように、令和5年春に3便化の今度は検証をしていくということですので、ぜひともそれに向けて我々もしっかり取り組んでいきたいと思っています。 また、利用促進協議会、県からも来ていただいたり、いろいろまたお話も聞く機会ありますし、我々も様々な情報を集めて、この大館能代空港をぜひ維持していけるように頑張ってまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(黒澤芳彦) 10番 佐藤 文信議員。
◆10番(佐藤文信) ぜひ、検証されるまでの間、1年以上あると思いますけれども、その期間までにしっかりと実績を残していって、2便化から3便化に向けて確実にハードルをクリアしていけるような感じで取り組んでいただければ大変ありがたいなと思っていますので、その点についてはよろしくお願いしたいと思います。 それでは、最後になりますけれども3番目についてお尋ねをいたします。 先ほども答弁にありましたけれども、実際まだ多くの地域といいますか、やられているわけではないので、そこら辺については十分情報収集しながら検討されるというふうなことでありました。 今、コロナ感染症が出ておりますけれども、結局、基本的には、マスクやったり手洗いしたり3密を避けるというふうな基本的なのは、これは、今の私お話ししたコーティング剤やるというのは、基本的にはこれはこれでやっぱり守っていかなければならないとは言われております。 でも、いま一つこのコロナ対策でやっているところで、1つだけ欠けているというか、担当のほうでもお話というか、実際先に実施されたところにも私も電話かけてお尋ねしたんですが、そこでもやっぱり気をつけなきゃならないのがあるというふうなことで、コロナには消毒とかは効果があるんだけれども、ノロウイルスとかロタとかの胃腸感染症あるいはインフルエンザ等には逆にあまり効果がないよというふうなことで、アルコール消毒はやればコロナには効くんだけれども、そのほかの感染症にはちょっと効果が劣るよというふうなことで、いわゆるそういったのにも逆にガラスコーティングやることが効果があるというふうなことが言われているので実施をされたというふうなことであります。 北秋田市には、トイレとかあるいはまたドアノブはどこにもあると思いますが、水道、手洗いの蛇口、自動化されている状況、市内の小中学校、保育園も含めて分かれば、どれぐらい自動でなっているのかお尋ねいたします。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。 ちょっと答弁とは、ずれているけど分かる範囲で。
◎市長(津谷永光) 総務部長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦) 総務部長。
◎総務部長(河田浩文) 通告いただければ調べておりましたが、申し訳ございません。
○議長(黒澤芳彦) 10番 佐藤 文信議員。
◆10番(佐藤文信) すみませんでした。 そういった意味で、これが全ての部分に効果があるというふうなわけではないけれども、逆に、コロナは今また新しい変異株も出たりしていろいろなんだけれども、そういうふうな、先ほどお話ししたノロとかロタとかの感染症、北秋田市には今現在発生はしているのですか、いないのですか。分かりますか。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光)
健康福祉部長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(石崎賢一) 私の知り得ている範囲では、発生はございません。
○議長(黒澤芳彦) 10番 佐藤 文信議員。
◆10番(佐藤文信) 今回のこの提案した事業については、子供さんだけではなくて、結局そこで関わっている教職員とか保育士さんとかの負担軽減とか、いろいろな分野が関わってくるので、大体1つの学校で四、五十万円ほどで何かできるというふうなことで、美郷町さんのほうが実は一番早くやられたそうであります。 国のこのコロナ関連の予算を活用しながら、湯沢市のタクシー会社さんも何か、タクシーの中のコーティングをやられるとかといういろいろな事例もあるようでありますので、答弁にもありましたけれども、いろいろ研究をされまして、市でも導入できるのかどうか、そこら辺を十分にご検討しながら対応していただければありがたいと思いますが、改めてその点についてあればお尋ねします。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 教育長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦) 教育長。
◎教育長(佐藤昭洋) 実際、今、学校では1日に、午前中、そして午後、帰りとかそういった感じで消毒はしております。これは消毒には、学校規模にもよりますので、支援員を入れて消毒している学校と、それから養護教諭が消毒している学校と、あと校務員が消毒、その学校によって違うんですけれども、今の段階では消毒して対応しているといった状況にあります。 これ、私も勉強不足で申し訳ないんですが、このコーティングによってその消毒作業がなくなるのか、コーティングしてもまだやっぱり消毒しなければならないのか、そういったところも含めて研究させてもらいます。
○議長(黒澤芳彦) 10番 佐藤 文信議員。
◆10番(佐藤文信) 以上でもって一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(黒澤芳彦) 以上をもちまして、10番 佐藤 文信議員の一般質問を終わります。 ここで昼食のため1時まで休憩いたします。 (休憩) (11時49分)
○議長(黒澤芳彦) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 (再開) (13時00分)
○議長(黒澤芳彦) 一般質問を続けます。 8番
久留嶋範子議員、日本共産党議員団、ご登壇ください。
◆8番(
久留嶋範子) (8番
久留嶋範子君登壇) 8番 日本共産党議員団、
久留嶋範子です。 3点質問いたします。 大きな1番、今後の新型コロナウイルス対策について。 ①感染抑止を図りながら、社会経済活動を再開させる方策についてお伺いします。 新型コロナの感染は9月以降、全国的に落ち着いてきており、県内の新型コロナ感染者数は1桁かゼロの日が続いております。県は、県外往来や会食の自粛要請を緩和し、先月15日には東北、新潟の各知事らと東北、新潟への旅行を呼びかける共同メッセージを全国に向けて発表し、打撃を受けてきた観光、飲食業には明るい兆しが見え始めておりました。 こうした状況を踏まえ、今回私はアフターコロナについての質問を予定しておりましたが、ご承知のとおり、新たな変異株、オミクロン株が世界各国で感染が確認され、現在57の国、地域に拡大、国内でも複数の感染が確認されております。オミクロン株の特性はまだ不明な点が多く、従来のワクチン接種によってできる抗体から逃れやすく、治療薬が効きにくいのではないかと懸念されております。感染数の減少の中で行動制限が緩和されてきておりますが、感染状況に厳重な注意を払い、今後の当市としての対策についてお伺いいたします。 1)番、年末年始にかけての帰省や会食自粛について。 2)番、イベントや地域行事の再開はどうなるのか。 既に発表になっている行事もありますが、新年会、成人式、餅っこまつりなど、開催に当たっての留意点もお伺いいたします。 3)番、ワクチン・検査パッケージ制度への当市の取組について。 新型コロナウイルスワクチンの接種証明や検査の陰性証明を活用する政府のワクチン・検査パッケージを推進するため、県は7日、ワクチンを接種できない人が受けられる無料検査を早ければ月内に始めるといたしました。当市での取組についてお伺いいたします。 ②3回目のワクチン接種について。 1)番、3回目のワクチン接種時期は、医療従事者は12月上旬、一般市民は2月上旬の予定となっていますが、前回の接種状況から何が課題となっているのかお伺いいたします。 2)番、5から11歳の接種についての対応もお伺いいたします。 大きな2番、福祉灯油について。 ①福祉灯油の拡充について。 先月25日に開かれた臨時議会で、家庭用灯油の価格高騰に伴い、低所得世帯の負担軽減を図る目的で助成事業、いわゆる福祉灯油が実施されることになり、他市に先駆けていち早い提案に感謝申し上げます。 思い起こせば、2013年の3月、6月、12月議会で福祉灯油の実施をと何度も一般質問で取り上げ実施されました。市民からは大変ありがたいと喜ばれました。前回の実施のときよりさらにコロナ禍で深刻な状況が続いております。県でも12月県議会に灯油購入助成に3億円の補正予算を提案しております。当市としての非課税世帯以外へのさらなる拡充の考えはあるのかお伺いいたします。 ②社会福祉施設(養護老人ホーム、障害者施設、保育園)などに対する暖房費高騰分の助成についての考えはあるかお伺いいたします。 大きな3番、公民館活動について。 ①住民が利用しやすい公民館づくりについて。 コロナ禍で公民館での行事や自主講座、サークル活動が感染症対策を取りながら進められてきております。地域の拠点として多くの住民に親しまれる公民館づくりのためにどのような問題点があるか、3月に実施した利用者へのアンケートの結果はどう分析しているのかお伺いいたします。 最後です。②番、老朽化した施設への対策は。 現在、七日市公民館は調理室が老朽化し、以前は子供会などでの餅つきなど使用しておりましたが、ここ数年利用しておりません。長期間利用できなくなっているとの表現は訂正いたします。 8月から新しい館長も決まり、料理教室やそば打ち講座など住民からの要望がありますが、改修についての考えはあるか答弁を求めます。 以上、壇上より質問を終わります。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) それでは、ただいまの
久留嶋範子議員のご質問にお答えをしてまいりますが、大きな項目の1の今後の新型コロナウイルス対策についての①感染防止を図りながら、社会経済活動を再開させる方策についてとして、2)の成人式の再開及び大きな項目の3番の公民館活動についてのご質問は、後ほど教育長が答弁いたしますのでよろしくお願いいたします。 初めに、大きな項目の1です。 今後の新型コロナウイルス対策についての①感染防止を図りながら、社会経済活動を再開させる方策についてとして、1)年末年始にかけての帰省や会食自粛についてのご質問でありますけれども、県内の感染者数は低水準で推移しており、北秋田保健所管内においても9月以降は感染者の発生が確認されておりません。これはワクチン接種が進んだことに加え、マスクの着用をはじめとする基本的な感染防止対策が徹底された結果と受け止め、市民の皆さんのご協力に心から感謝を申し上げます。 現在、本市においては帰省や会食の自粛は求めてはいませんが、県外との往来につきましては、できるだけ2回目のワクチン接種から2週間以上経過後とし、訪問先や出発地の感染状況を踏まえて判断をしていただくとともに、帰省につきましては、ワクチン接種または事前のPCR検査等を行った上で帰省していただくようホームページで周知しているところであります。 次に、2)のイベントや地域行事の再開はどうなるかというご質問でありますけれども、イベントや地域行事の開催につきましては、当市の新型コロナウイルス感染症対策本部において決定した市主催の集会等の取扱いに基づき開催の判断を行っておりますが、感染状況が落ち着いていることを踏まえ、開催基準を緩和しております。新年会等の開催につきましては、市が策定した会食時の5つのルールを参考に感染防止対策を行った上で開催していただくようお願いいたします。 また、今後のイベント等の開催につきましては、新たな変異株を含め、感染状況を見極めながら開催の可否を判断してまいります。 次に、3)ワクチン・検査パッケージ制度への当市の取組はとのご質問でありますが、国は緊急事態宣言やまん延防止等重点措置等の地域において感染
リスクを低減させることで行動制限の緩和を可能とするため、ワクチン・検査パッケージを適用できるものとしております。 本市といたしましては、国と県が実施するワクチン・検査パッケージ制度の詳細把握に努めるとともに、関係機関への周知を図ってまいります。 次に、②3回目のワクチン接種についてとして、1)3回目の接種時期は、医療従事者は12月上旬、一般市民は2月上旬の予定となっているが、前回の接種状況から何が課題となっているかというご質問でありますけれども、3回目接種につきましては、昨日の長崎 克彦議員と杉渕 一弘議員にもお答えしたとおりでありますが、3回目接種における課題といたしましては、冬期間での開始となるため、移動時の安全確保が課題であり、悪天候の際は無理をせず次の接種機会を選択することも検討をいただきたいと思います。 また、3回目接種につきましては、ファイザー社とモデルナ社の2種類のワクチンが供給されますので、接種会場や医療機関において接種の間違いがないよう確認を徹底してまいります。 次に、2)の5歳から11歳の接種についての対応の質問でありますけれども、5歳から11歳の接種につきましては、昨日の長崎 克彦議員と杉渕 一弘議員にもお答えしたとおりでありますけれども、11月24日に開催した医師団との協議では、5歳から低学年の小児の接種に慣れていない医療従事者の不安や、集団接種会場での接種は不向きではないかなどの意見がありましたので、実施に当たっては小児科医による接種や会場の選定など、保護者が安全に安心して接種を進めることができるよう環境を整備してまいります。 次に、大きな項目の2の福祉灯油についての①福祉灯油の拡充についてと②社会福祉施設に対する暖房費高騰分を助成する考えはあるかというご質問につきましては、関連ありますので一括して答弁させていただきます。 平成25年度に灯油購入費助成事業を実施した際には、非課税世帯のうち高齢者、障害者、ひとり親、生活保護を対象として2,217件、1,108万5,000円を支給しておりましたが、今年度は事業を拡大し、全非課税世帯4,200世帯を対象に2,520万円を計上しておりますので、現時点では非課税世帯以外へのさらなる拡充は予定はしておりません。 なお、原油価格の高騰に起因して、ガソリン、軽油、灯油などの石油製品価格の高騰が今後も続くと、市民の皆さんの生活はもとより、運輸業や建設業などの産業活動や中小企業全般の経営に影響を及ぼすことも懸念されることから、今後につきましては国の対応を踏まえ、関係機関と連携を図りながら適宜対応をしてまいります。 また、社会福祉施設に限定した暖房費高騰分の助成につきましては、国や県の動向を注視しながら見極めてまいります。 以上が、
久留嶋範子議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(黒澤芳彦) 続いて答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) それでは、私から
久留嶋範子議員のご質問にお答えしてまいります。 初めに、大きな項目の1、今後の新型コロナウイルス対策についての①感染抑止を図りながら、社会経済活動を再開させる方策についてとして2)の成人式の再開についてのご質問でありますが、成人式については、令和4年1月10日の成人の日に令和2年度対象者を午前、令和3年度対象者を午後として開催する予定で準備を進めております。今回は、出席できない新成人の方々にも式典の様子をオンラインで視聴できるように対応する予定です。 次に、大きな項目の3、公民館活動についての①住民が利用しやすい公民館づくりについてのご質問でありますが、昨年からのコロナ禍により生じている問題点としては、部屋利用の人数制限や飲食の中止、バスでの研修会中止などが挙げられ、令和2年度の利用者数は前年度の56%にとどまっております。 また、3月に実施した公民館利用者のアンケートについては、922人の方々から回答をいただき、90%の利用者が満足しているという結果となりました。アンケートの結果から、利用者の約62%が70歳以上で、公民館に求める学びは健康づくり、防災、高齢者支援であることも分かりました。今後、このアンケート結果を活用することで、生涯学習における地域の拠点となる公民館の充実を図ってまいります。 次に、②老朽化した施設への対策はとのご質問でありますが、七日市公民館の調理室については、使用できる状態にあるものの、コロナ禍でしばらく利用がなかったものと認識しております。こうした状況ではありましたが、全国的に新型コロナの感染状況が落ち着いてきた10月に入ると4回の利用がありました。今後も小破修繕等に努め、安心して調理室を利用できるよう対処してまいります。 以上が、
久留嶋範子議員からのご質問に対しての私からの答弁であります。
○議長(黒澤芳彦) これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 8番
久留嶋範子議員。
◆8番(
久留嶋範子) 大きな1番の今後の新型コロナウイルス対策についての①の2)番について質問します。 イベントや地域行事の再開はどうなるのかということで、今、教育長からも答弁ありました。12月の広報にも成人式の開催ということで、今説明ありましたように午前と午後に分かれてやるということで書いてあります。それで、新春交流会は、商工会での交流会は中止ということでここにも述べられておりますが、先ほど質問した中での、北秋田市で毎年やっている餅っこまつりというのは今回書かれていませんが、考え方としてはどういうふうになるのでしょうか。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光)
産業部政策監から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦)
産業部政策監。
◎
産業部政策監(金澤誠) お答えいたします。 餅っこまつりですと6月のお話でよろしいでしょうか。
◆8番(
久留嶋範子) 失礼いたしました、餅っこまつりじゃない、もちっこ市です。申し訳ありません、私勘違いしました。もちっこ市です、ごめんなさい。
○議長(黒澤芳彦)
産業部政策監。
◎
産業部政策監(金澤誠) ありがとうございます。 もちっこ市につきましては、今後、実行委員会のほうで話合いを行いまして、開催の是非について決定していくということになってございます。
○議長(黒澤芳彦) 8番
久留嶋範子議員。
◆8番(
久留嶋範子) 大変失礼いたしました。 またいろんな感染状況を踏まえて、やるかやらないかということではありますが、冬の行事ということで県内でいろんなイベントあります。今決まっているのは、中止するところも、まだ検討中というところもありますけれども、今までずっと続いていた刈和野での綱引きが中止、それから六郷の竹うち、これも3年連続中止ということで、あと上桧木内の紙風船、これも中止ということで、大館もアメッコ市、まだクエスチョンというか未定ということで聞いていますが、こういう、いろんな事情でそういうふうになったのは分かりますが、今年のお盆というか、8月の行事、特に民俗芸能大会ということも案内してありました、それから合川の万灯火とかもありましたが、無観客で、中止ということでライブ配信ということで、それはそれで仕方ないんですけれども、各行事そういう状況になって延期または中止になる場合、広報にも書いてあります、各事業は状況により延期または中止になる場合がありますということで、直接お問合せくださいということで担当になっていますが、この判断というのは、基準というのは、例えば1週間前とかどの基準で延期、中止になるかということは決まっているのでしょうか。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) それでは、総務課長がお答えします。
○議長(黒澤芳彦) 総務課長。
◎総務課長(
松橋みどり) お答えいたします。 予定していた行事についての中止にするか開催するかの基準があるかということでございますが、そちらの基準はございませんので、あくまで感染状況に応じて主催者が決めております。
○議長(黒澤芳彦) 8番
久留嶋範子議員。
◆8番(
久留嶋範子) 基準はないということでありますが、最低でもというか、土壇場で1週間前とかになれば、実は私は、8月に楽しみにしていた民俗芸能大会、出席ということで、中止ということになりましたのですごく残念な気持ちが、見たいなというのがありましたので、そういうのも早めに、基準というかあるのかなということでお聞きしたんですけれども。 やはり市民の方、いろんな行事がこのコロナの中で中止、延期されているということでは、一番は安全・安心ということでありますけれども、早くではないんですけれども、そこら辺のことがなかなか理解してもらえないのかなと思いますので、今後は、成人式は開催するということで、延び延びになりましたのでよかったなと思いますけれども、今後のもちっこ市とかも含めて、冬の行事、このままコロナが落ち着いてくれればできる状況はあると思うんですけれども、そこのところを状況を見ながら進めていってほしいと思います。 ②の3回目のワクチン接種についてお伺いいたします。 昨日、長崎議員、それから杉渕議員からも質問ありましたけれども、再質問あまりなかったので、私のほうからちょっと聞きたいことがありますのでお伺いします。 今の答弁の中でも、2回接種した中での課題ということで、冬期間での悪天候の問題とかありますが、ワクチンが2種類今回ということで、ファイザーとモデルナということで、これは会場の関係もありますけれども、接種する方が選べるのかということ、まず1つお聞きします。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光)
健康福祉部長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(石崎賢一) お答えいたします。 まだモデルナのほうは薬事承認されておりませんけれども、いずれされるということで配給計画も来ております。それで、今後、接種間違いがないようにするために今検討しているのは、特設会場ではモデルナのワクチン、それから個別医療機関、施設等についてはファイザーのワクチンを使用する計画でございます。 これについての課題については、モデルナのワクチンについては当市の接種の方が誰もおりません、ファイザーのみですので、今後副作用とかそういったものについて懸念される部分がございます。それで、もしモデルナの接種を希望しない方が増えるとなれば、接種率にも大きく影響してきますし、特設会場での予約が少ないということも考えられますので、どちらを打っても安全であるというようなことを強力に周知してまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(黒澤芳彦) 8番
久留嶋範子議員。
◆8番(
久留嶋範子) やはりそこのところが一番市民の方、不安だと思います。私も、もちろん皆さんファイザー、1回目、2回目ということでしていますので、間違いないようにということで会場を分けてとなりますけれども、その周知のところ、モデルナでもファイザーでも混合でも大丈夫だということを知らせていくようなことは必要でないかなと思いますので、このところは徹底してほしいと思います。 ということは、どちらかを選べるということではなくて、その会場との関係ですということですよね。どうしても抵抗あるというか、ファイザーのほう、何か不安な方というのは個別に受けてもらうという考え方でよろしいのでしょうか。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光)
健康福祉部長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(石崎賢一) どちらのワクチンを打つかということについては接種者の方が判断していただきますけれども、先ほど言いましたように、ファイザーだけに偏ってしまうと特設会場で打つ人がいなくなりますので、どちらのワクチンも安全性があるというところを全面的に打ち出していって、こういった格差がないような形でPR、周知してまいりたいと思います。
○議長(黒澤芳彦) 8番
久留嶋範子議員。
◆8番(
久留嶋範子) 分かりました。 2)番の5歳から11歳の接種についての対応ということでお伺いします。 これは5歳から11歳ということで年齢が低い子供さんですので、本人が受けたいということもありますけれども、当然、保護者の意向が、同意が必要だと。受けたくないとかいろいろな判断があるんですけれども、やはり今、県内でも10歳以下の方でコロナ感染している方もいますので、私はできるだけそういう方も受けてほしいと思うんですけれども、保護者の方の不安を払拭するために、それから、副反応とか、私聞いた12歳以上のお子さんでも、受けて熱が出たと。それで、女の子ですけれども学校2日休んだという話も聞いております。それはそんなに何人もいなかったということですけれども、たまたま私聞いたのはそういうふうなこともありますので、やはり後遺症とか副反応の不安がありますので、保護者の方への、強制ではありませんけれども、そういう払拭するために何か考えていることがあるのかというのと、5歳から11歳までの接種率というのはどのくらい受けてもらえば、受ける見込みというのは考えているでしょうか。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光)
健康福祉部長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(石崎賢一) 18歳以下のワクチン接種につきましては保護者の同意が当然必要になってきます。この5歳から11歳までの接種につきましても、まだ小児用ファイザーが薬事承認前でございますので、詳しい中身はまだ来ておりません。例えば2回の接種が必要なのか、それから大人と同じように20日以上の間隔が2回目打つときに必要なのかというような情報等はまだはっきり来ておりませんけれども、現在市で考えているところでは、こういった5歳から11歳の対象者の方には別つづりで、安全性を確保できる接種体制で臨みますと、幾らかでも接種率向上のためにご協力をというような形のチラシ等を入れて接種勧奨してまいりたいと考えております。 それから、今お話ありました5歳から11歳までの方の接種率でございますけれども、これもあくまでも保護者の方の判断によるものと思っておりますので、幾らかでも多くの方が感染抑止のために接種していただければと考えております。 以上です。
○議長(黒澤芳彦) 8番
久留嶋範子議員。
◆8番(
久留嶋範子) ②の福祉灯油についてお伺いします。 福祉灯油の拡充についてということであります。壇上でもお話ししました、私、本当に思い起こせば2013年、見たら3回質問いたしました。それで本当にこれ、当時は5,000円でしたけれども、本当ありがたいということで喜ばれました。市長も多分そういうふうな言葉いただいたと思いますけれども、本当に今、コロナの中、ましていろんなものが物価が上がっている中で、これから、今日は暖かいですけれども来週からまた寒くなって本当に冬が来ます。 その中で灯油の問題、今、オミクロン株の影響ということで若干、4週連続、ガソリンもそうですけれども灯油も値下がりしているということでありますが、まだまだ高止まりであります。これがこのままいくということではなくて、再び上昇に転じる可能性もあるということで、まず6,000円非課税世帯ということで、前回に比べては対象者も増えましたが、今、県内で12月議会終わったところもあります、県議会やっていますけれども、大体福祉灯油見ますと非課税世帯で5,000円から6,000円で補助というか、つけるということで、今日見ますと上小阿仁も1万円、非課税世帯にということでやっておりました。ご承知のように小坂町は一番進んでいまして、ここでは1万円の燃料券ということで全世帯に1万円の燃料券を配布するということで決まりました。世帯数は2,300世帯ですので、その額でありますが、やはりこれから寒くなって、私は本当に喜ばれる福祉灯油、ありがたいなと皆さん言っていたこと、今でも思い出しますので、6,000円非課税世帯ということでありますが、もっともっと喜ばれる政策として、できれば、非課税世帯6,000円でありますが、例えば1万円とかという考えは、今後の暖房費の高騰、灯油の高騰も含めて考えはないのか、再度お聞きします。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) あくまでも福祉灯油という位置づけでございますので、今後の、先ほども申し上げましたけれども、例えば原油価格が上がったりする、様々な面で影響を及ぼすような状況にあったときには、またそういう意味では適宜、国や県とかそういうところの動向を見ながら適宜対応してまいりたいなと思っております。 以上です。
○議長(黒澤芳彦) 8番
久留嶋範子議員。
◆8番(
久留嶋範子) 3番の公民館活動についてお伺いします。 住民が利用しやすい公民館づくりのところで先ほど説明がありました。アンケートも取っておりまして、私も一応3月に公民館でアンケート、初めてアンケート、利用していて書いて出したんですけれども、いいなと思っていろんな要望をたくさん書きました。今見ますと922人の方ということで、コムコムに行ってもアンケートの箱ありまして、ああここでもやっているんだなと、各公民館でやっているということで、すごくいいあれだなと思って、頂きました教育委員会の令和2年の教育委員会点検評価報告書の中でも、公民館講座開設事業ということで、これ令和2年のですけれども、この中で利用者へのアンケートの実施ということで、アンケートを実施したというふうに述べられております。 やはりコロナの中で、いろんな自主講座、それからサークル活動とかも制限されて、中でいろんな活動を行っております。現在も行っていますが、どうしても参加する人が、本人もですけれども、コロナが怖いということで来なくなったりとかありますが、やはりいろんな形で工夫して各公民館は活動しております。教育長もこれはご覧になっているかなと思うんですけれども、各公民館で毎月公民館だより、すごく分かりやすくていろんな形で工夫しているなと思います。何よりも、七日市の公民館長さん決まりましたので、あそこ、ここだけ、七日市の公民館のところだけぽこっと空いていてちょっと寂しいなと思ったんですけれども、今本当に工夫していろんな、これは保育園のですけれども写真を撮ったりしてやっています。 そして、公民館長さんとお話ししたときに、公民館活動、いろんな自分もやりたいということで、長く行政に関わっていた人なので、そういういろんな地域とのつながり、これからやっていきたいということで、すごく積極的な方で安心しておりますが、こういう公民館活動やるときに、アンケートもそうですけれども、皆さん利用される方、それから地域の、特に七日市は学校、清鷹小学校になりましたので、特に学童が、子供さんたちが夕方になると学童保育で3時過ぎに先生方に手をつながれて来て、子供の顔が見られるというのが1つだなと思うんですけれども、今行ってみますともう全然、5時になると真っ暗です。管理人の方も5時過ぎると帰りますので、何か本当に地域寂れたなというか、どこの地域もそうですけれども、寂しいなと思って。ただ、今一番、公民館の前通っているのはポークランドの大きな車が、ミキサー車とか工事車両の車ががたがたと、そこだけちょっとにぎやかですけれども、子供さんの声が聞こえないということと、地域の方がこれから5年後、10年後、この過疎の中で公民館に来てくれる人もだんだん少なくなってくるし、サークルもそうですけれども、高齢化して来る方も少なくなってくるということで、いろんな講座のこととかも話ありましたので、工夫してこれからやっていきたいという話がありますので、②番のほうの老朽化した施設の改修ということでお話を聞いたわけですが、先ほどは公民館の調理室の利用があるということでしたが、実は、中ご覧になればあれですけれども、鷹巣時代からのものが奥のほうに、要するに物置みたいな感じで、昔は何か缶詰とか作るのがはやっていたみたいで、そういうがちゃんとやる機械みたいなのがあったり、洗濯機がそのまま置いてあったりとかと、半分がらくたと言ったらあれですけれども、物置の感じで、とても調理をやるような、調理室で料理教室やるような、もちろん煮炊きとかお湯沸かしたりはできますが、そういう設備になっていないということが言われましたので、ちょっと私も見せてもらいましたが、どこでも調理するときに少し、調理場とかも昔のままですので、そこら辺、全部直せということでありませんが、あそこのところをぜひ見ていただいて、利用しやすいというか、公民館、誰もが来ていろんなことできるような公民館をつくっていただきたいということで、まず現場を見てほしいということでお願いしたいんですけれども、そこのところはどうでしょうか。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(佐藤昭洋) 教育次長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦) 教育次長。
◎教育次長(小坂竜也) 今、公民館活動から、そして七日市公民館の施設のことについてまで、ちょっといろいろお話いただきました。 そうした中で、子供に関わってということで、公民館の活動につきましては、その地域地域によっていろいろな取組が行われてはおります。そうした中で、今回アンケートの中で、活用されている皆さんから大変貴重なご意見やご要望等をいただきました。そういった内容を組み入れまして、子供に関わってもどういった取組があるものなのか、ちょっと研究してまいりたいと思います。 あと、施設に関してですけれども、最初の教育長の答弁にもありましたように、小破修繕できるものに対してはそういった対応してまいりますし、現地を確認させていただいて、全く使えないものですとかそういった不要なものについては整理して環境を整えてまいりたいと考えております。
○議長(黒澤芳彦) 8番
久留嶋範子議員。
◆8番(
久留嶋範子) ぜひ、地域が元気になるということは市も元気になるということです。高齢者の方も元気になるということは市全体の子供さんから住民の皆さん元気になるということですので、私もいろんな活動をこれから、公民館活動だけでなくて、いろんな地域での関わり持っていきたいと思いますので、ぜひこれからもよろしくお願いいたします。 以上で終わります。
○議長(黒澤芳彦) 以上をもちまして、8番
久留嶋範子議員の一般質問を終わります。 ここで説明員の席の移動のため、暫時休憩いたします。 (休憩) (13時44分)
○議長(黒澤芳彦) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 (再開) (13時46分)
○議長(黒澤芳彦) 3番 小笠原 寿議員、緑風・公明、ご登壇ください。
◆3番(小笠原寿) (3番 小笠原 寿君登壇) 3番 緑風・公明、小笠原 寿です。今定例会で最後の一般質問登壇者となります。 議場の皆様におかれましては大変お疲れだとは思いますが、ご清聴のほうよろしくお願いしたいと思います。 それでは、通告順に従いながら質問いたします。 まずは、大きい項目1の市民栄誉章の授与についてです。 私の一般質問で中嶋聡さんに触れるのは、昨年の12月定例会の一般質問に続き今回で3回目となります。市長には前向きな答弁をお願いできればと思います。 ①中嶋聡さんに市民栄誉章を与えるとともにふるさと大使の準備を。 1)前年最下位から見事リーグの優勝を果たし、日本シリーズでも激闘を繰り広げたオリックス・バファローズの中嶋聡監督は市民栄誉章を授与できる成績を残したと思うが、市長の考えはとの質問でございます。 通告書を出した後に市の広報きたあきた12月号が配布されました。その中で、私の質問を後押しするように、1ページにわたって中嶋監督の特集が組まれていました。詳しく今年の活躍が記載されておりましたが、私もかいつまんで述べさせていただきます。 日本野球機構パシフィックリーグで優勝し、クライマックスシリーズも制して日本シリーズに出場した中嶋監督率いるオリックス・バファローズ、日本シリーズでは惜しくも敗れてしまいましたが、僅差の試合が多く、日本全国大いに盛り上がりました。昨年最下位ではありましたが、代理監督を務められてからは勝率も上向きとなり、今年のシーズンは開幕とともに期待が持てるのではないかと思っていたのですが、結果は期待以上となり、25年ぶりのリーグ優勝を果たしました。2軍監督時代から指導した若手を積極的に1軍で起用し、実績のある選手と融合してバランスの取れたチームを編成し勝ち続けたことで、専門家や解説者からも手腕を大きく評価されました。 マスコミや報道で、中嶋監督は秋田県出身、鷹巣農林高校出身と何度も紹介や掲載をされ、北秋田市の認知度は非常に高まったと考えられますし、また名誉なことであったと思います。 このような中嶋聡さんに対して、私は市民栄誉章を与えるに十分な活躍だったと思うのですが、市長はどのように考えられているのかお聞きします。 2)今年の活躍で名監督と称され、マスコミにも多く取り上げられた中嶋監督を将来、北秋田市ふるさと大使になってもらえるよう要請準備を進めるべきと思うが、市長の考えは。 このことは、昨年の12月定例会においても同じ質問をさせていただきました。そのときの市長の答弁は、依頼のタイミングやどのような関わり方をしていただくことがよいかも含めて、前向きに検討してまいりますと話されました。あれから1年経過いたしました。その後の進み具合はどのようになったのかお聞きいたします。 続きまして、大きい項目2の地域振興策についてです。 ①道の駅たかのすについて。 1)全員協議会が行われた後の整備事業基本構想の策定後の進捗状況は。 2)北秋田市ならではの道の駅たかのすの具現化を進めていくと基本構想にはあるが、これまでとは違う特徴ある部分は。 1)と2)併せてお聞きします。 昨日の板垣 淳議員と質問が多く重なる部分がありますが、答弁があったものもまたありましたが、通告に従って質問させていただきます。 今年5月31日に全員協議会が開催され、道の駅たかのす基本構想について説明がございました。基本構想の概要では、令和4年度に基本計画の策定、実施設計、令和5年度に着工、令和6年度中のオープンを目指す予定としているとのことでした。 昨日の板垣 淳議員の質問に対し、令和5年度の着工にとらわれないとの答弁がありましたが、再度、その後の進捗状況はいかようになっているのか私からもお伺いいたします。 また、北秋田市ならではの道の駅たかのすの具現化を進めていくとの考えは、これまでと違った特徴ある部分はどのようなものかお聞きいたします。 ②伊勢堂岱遺跡周辺の整備について。 1)世界遺産登録された北海道・北東北縄文遺跡群、伊勢堂岱遺跡だが、大館能代空港、インターチェンジを含めた周辺に対し地域振興となれるような整備を進めていくべきと思うが、市長の考えは。 私は、都市計画や総合計画というものは20年先や30年先の将来を見据えた計画が必要と考えます。しかしながら、そのような計画を持っていても社会情勢や周辺インフラなどの影響などにより、それがベストなのか、その都度の検証により計画を見直したり改善したりしなければならないことが余儀なくされることもあると思います。30年前は大館能代空港はまだ開港されていませんでしたし、そのアクセス道路建設に先立ち、平成6年から秋田県教育委員会が発掘調査を行ったときには伊勢堂岱遺跡は存在すら知られていませんでした。その後、空港が開港し、高速道路のインターチェンジが生まれ、そして今年、伊勢堂岱遺跡が北海道・北東北縄文遺跡群として世界遺産登録となり、この地域は大きく変わりました。 そして、20年前にはこの北秋田市はまだ誕生していませんでした。秋田県で2番目の広大な面積を持つ北秋田市の都市計画や総合計画は非常に難しい部分があるとは思いますが、絡まる糸を丁寧にひもとくことによって最良の計画が生まれるものと思われます。キーワードを伊勢堂岱遺跡、大館能代空港、高速道路インターチェンジ、それに加えて森吉山、マタギ文化、綴子の世界一の大太鼓などとします。そうすれば、私は必然的に利便性のよい大館能代空港、インターチェンジエリア周辺に地域振興につながる集客力のある拠点があれば、北秋田市を訪れる方にとっても地元住民、企業にとっても喜ばれると思うのですが、市長の考えはどのようなものかお聞きいたします。 2)景観を損ねないことを条件に、縄文館近くに土産品を含む物品販売を行えるようなエリアを設けることができないかとの質問です。 世界遺産登録された伊勢堂岱遺跡は、文化遺産としてさらなる最良の保存や価値を高めなければなりません。新型コロナウイルス感染症が落ち着いた後は多くの方が訪れると思います。それに合わせて地域振興につながるような利用の仕方も考えるべきと思います。 縄文館は文化施設であり、直轄が教育委員会となっております。この施設での物品販売は制約があるとお聞きしております。そこで、景観を損ねないことを条件に、縄文館近くに土産品を含む物品販売を行えるようなエリアを設けることができないものでしょうか。敷地内で無理であれば、あまり遠く離れない場所でもよいと思います。物品販売を行える箱物があれば管理方法はいろんな仕方があると思います。市長の考えをお聞きいたします。 以上、壇上での質問を終わります。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ただいまの小笠原 寿議員のご質問にお答えをしてまいります。 初めに、大きな項目の1の市民栄誉章の授与についての①中嶋聡さんに市民栄誉章を与えるとともにふるさと大使の準備をとして、1)と2)のご質問につきましては関連がございますので、一括して答弁をさせていただきます。 このたびの日本シリーズでは、オリックス・バファローズファンや野球ファンのみならず、多くの国民に熱い感動と希望を与える歴史に残るすばらしい試合が繰り広げられました。中嶋監督におかれましては、選手としての輝かしい実績、また、コーチとしても活躍され、さらには監督就任1年目にして昨年の最下位からの大躍進により名監督と称されるなど、市民栄誉章を授与するに余りある功績を残されたと認識しております。市民栄誉章選定につきましては、今がそのタイミングであり、ぜひお受けいただきたいと思っております。 また、ふるさと大使就任に当たっての実績と知名度も申し分ありませんので、当市のPRのためにご尽力いただければ大変ありがたいことだと考えております。 ご本人の意向を確認し、お受けいただけるものであれば、来季に向け多忙を極める監督のスケジュール等に十分配慮しながら準備を進めてまいりたいと考えております。 次に、大きな項目の2の地域振興策についての①道の駅たかのすについてとして、1)と2)のご質問につきましては関連がありますので、一括して答弁いたします。 基本構想後の進捗状況につきましては、昨日の板垣議員にもお答えしたとおりでありますが、北秋田市ならではの道の駅たかのすを具現化する特徴につきましては、既存の屋外遊戯施設であるドリームワールドに屋内遊戯スペースを併設し、子育て支援ゾーンとしての連携を図っていくことや、この地域ならではの伝統文化である大太鼓について展示や体験を工夫していくことが道の駅たかのすの特徴と考えております。 次に、②の伊勢堂岱遺跡周辺の整備についてとして、1)と2)のご質問につきましては関連がありますので、一括して答弁させていただきます。 伊勢堂岱遺跡が世界文化遺産登録になったことにより、国内はもちろん、国外に対しても当市をPRする好機と捉えております。午前中の佐藤 文信議員にもお答えをいたしましたが、伊勢堂岱遺跡につきましては、大館能代空港や日沿道のインターチェンジに近く立地条件に恵まれていることから、伊勢堂岱遺跡を切り口として当市の認知度の向上や交流人口を図ることに加え、大館能代空港が世界自然遺産の白神山地や伊勢堂岱遺跡とともに縄文遺跡群を構成する大湯環状列石の空の玄関口であることを多くの方々に認識していただく必要があると考えています。 土産品等の販売ができる環境の整備につきましては、議員のご指摘のとおり、伊勢堂岱縄文館では縄文や伊勢堂岱遺跡に関連した土産品等の販売を基本としており、他の土産品は取り扱っておりませんが、土産品等の物品販売は世界文化遺産登録の効果を直接的に市内事業者が感じ取れる取組であると考えておりますので、市教育委員会が直接行っている縄文館での物品販売のほか、繁忙期等の期間を区切って縄文館敷地内での物品販売や飲食の提供について、関係者と協議、調整を行っているところであります。 議員ご提案の地域振興拠点やエリアづくりにつきましては、遺跡来訪者の状況を見極めつつ、地域振興に寄与できるよう、大館能代空港ビルや内陸線縄文小ヶ田駅の活用も含めまして、世界文化遺産登録による観光関連産業への効果を市内へ循環できるよう取り組んでまいります。 以上が、小笠原 寿議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(黒澤芳彦) これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 3番 小笠原 寿議員。
◆3番(小笠原寿) 答弁ありがとうございました。 まず最初に、中嶋聡さんに関連する再質問をさせていただきます。 再質問というよりも、満額回答でございました、ありがとうございます。まず、後援会はじめ野球関係者、多くの市民が喜ばれると思います。また、スポ少、部活で野球を行っている小中学生にとっても夢と希望を与えることができ、大変励みになると思います。感謝申し上げます。一刻も早く準備をお願いしたいと思います。 また、ふるさと大使についても、中嶋監督の都合を優先的に早めの任命をということでしたので、こちらのほうもお願いしたいと思います。 こちらのほうは答弁は必要ございません。 それでは、大きい項目2の地域振興策についてでございます。 道の駅たかのすについて質問させていただきます。 まず、先ほど市長の答弁の中で、ドリームワールド、屋外の施設があって、それらとあと文化施設、大太鼓の館を中心に整備していきたいというお話でありました。 その中で、私、実は秋田県の道の駅、全部回らせていただいております。そして一昨年と昨年、2年間通してなんですが、往来自粛期間外のコロナの及ばない時期に、岩手県の道の駅35か所も全て回ってみました。岩手県回ってみたというのが、岩手県、東日本大震災で大分津波で施設がいろいろ被害を受けたところもありますし、また、復興という意味合いの中で新しくできた道の駅も多数ございました。 そういうふうなところを見て感じたのは、やはり特徴のある道の駅は多くの人が入っているということです。私が感じるのは、やはり一番人気があるのが産直の大きいエリア、いろんなものが、新鮮なものが安く手に入る、そういうふうな部分が魅力的なのと、市長が構想の中で重点であるというお話もありました、やはり観光拠点と、子供が遊べるエリア、ここに非常に重点を置くと多くの人が訪れるんじゃないかなと思っております。 まずその辺の部分、再度お聞きしたいと思います。どういうふうなくらいの規模を持っているのか、今後どういうふうな検討をしているのか、お聞かせ願えればと思います。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光)
産業部政策監から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦)
産業部政策監。
◎
産業部政策監(金澤誠) お答えいたします。 特徴的なところにつきましては、先ほど市長が述べられましたように、屋内の遊技場、それからドリームワールド、これを連携したもの、これは今までですとやはり外でしか遊べませんでしたので、雨が降っても雪が降っても中で遊べるような、これが1つの大きな売りになるんではないかなと思ってございます。 それから、大太鼓につきましても、展示方法であるとかそういった、実演だとかそういったところにつきましても、少しこれから工夫をしていかなければいけないなというふうに感じているところでございます。 あと、それぞれの配置、あと面積等につきましては、今、基本計画の中で十分に検討しているところでございます。
○議長(黒澤芳彦) 3番 小笠原 寿議員。
◆3番(小笠原寿) ありがとうございます。 計画がまず、着工が令和5年度にとらわれないということのお話が、昨日の板垣議員のお話で分かりましたので、まずその辺を細かく検証しながら、人が多く来られるようなそういうふうな施設になっていただければと思います。県北エリアで屋内で遊べる施設って本当に少ないんです。そういうふうな部分も魅力ある施設にしますと、多分本当に多くの、青森県からもですし、県北からいろんな子供がにぎわいを持てるような、そういうふうな施設になるんではないかなと思います。 5月31日の全協の中で佐藤 光子議員が、まず集客を現在の30万人を維持できるような形の、落とさないように協議しているということでしたが、私はやはりそういうふうな整備をすることによって、50万人とか60万人とか、倍になるくらいの目標を立てるとか、あと二ツ井の道の駅ぐらいの来場者を目指すとかそういうふうな目標を前提に計画を立てるのもありじゃないかなとは思うんですが、その辺を再度お聞きします。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 再度、
産業部政策監から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦)
産業部政策監。
◎
産業部政策監(金澤誠) 5月の全協のときには、佐藤 光子議員から質問がございまして、今現在の集客のほうは少なくても落としたくないと、できればこれ以上来ていただくように工夫したいというようなお話をさせていただいたところでございます。 基本計画策定に当たりまして、まず先に課題の抽出、そういったものから始めて、方向性のほうも協議してきたところでございます。その中で、計画の中で基本方針を定めているところですけれども、そこに定めている各種取組を行うことで地元住民の利用促進と観光誘客も合わせた目的地化、これを図ることで、オープン、一応予定は令和6年10月というふうにお話ししていましたが、これにとらわれることなく進めていきたいとは思っています。 利用者数のほうも、オープンのときには今までの30万人を超える、最終的には今のところまず50万人くらいを予定として計画のほうを立てているところでございます。
○議長(黒澤芳彦) 3番 小笠原 寿議員。
◆3番(小笠原寿) ぜひとも、その目標を高く設定していただきまして、多くの人が来て利用して、楽しかったな、面白かったなというような施設にしていただければと思います。 続きまして、それでは伊勢堂岱遺跡の周辺の整備についてお聞きいたします。 まず、一括して答弁いただきましたので、私も一括して質問したいと思います。 まず、その周辺に関してはやはり市長もいろいろと、いろんな部分の中で振興的に考えていきたいというお話の答弁だったと思います。まずできることから始めるということが大切だとは思いますが、やはり商工業者の方々の話を聞きますと、せっかく伊勢堂岱に団体客とか、あと修学旅行のバスとかも来ているわけですので、できればやっぱりそこで幾らかでもお土産品とかも売れればいいなという話も結構聞く機会がありますので、ぜひともそういうふうなものをしていただきたいと思いますし、まずは先ほどの話の中だと、建物とかそういうものはまずその後ではあるが、まず物品販売とかそういうふうなもの、例えばテントとかそういうふうなものでも事業に関わりながらやれるようなスペースを設けていきたいという考えでよろしいのか、再度お聞きします。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光)
産業部政策監から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦)
産業部政策監。
◎
産業部政策監(金澤誠) お答えいたします。 先日ですけれども、市の観光物産協会の物産部会が行われまして、こういった食品販売場所の確保等についても話合いが行われております旨、報告を受けております。まずはテントで出店する想定で準備をしたいということでございますし、それから、出店事業者等の取りまとめはまず協会のほうが担いながらというようなことのようでございます。 それから、プレハブ等も設置が可能なようでございますので、そこら辺についてもこれから検討していきたいということでございます。
○議長(黒澤芳彦) 3番 小笠原 寿議員。
◆3番(小笠原寿) まず、テントでもいいですし、プレハブでもいいですし、ただ、景観条例の中で一番中心的な部分もありますので、その辺の色合いとかそういうものも含めながら、気をつけながらやっていただければなと思います。 いろんな、その周辺エリアの整備、まずできるだけ進めていきたいと思いますし、実は来年の令和4年10月14日なんですけれども、秋田県で全国の建築士会の全国大会、秋田県大会、第64回なんですが行われて、6月にはオープンするあきた芸術劇場ミルハス、こちらのほうに3,000人くらい人が集まります。その翌日なんですが、エクスカーションがありまして、エクスカーションとは従来の見学会や説明を受けるタイプの視察とは異なり、訪れた場所で案内人の解説に耳を傾けながら、参加者も意見を交わし、地域の自然や歴史、文化など様々な学術的内容で専門家の解説を聞くとともに、参加者も現地での体験や議論を行い、社会資本に対する理解を深めていく体験型の見学会というものなんですが、これが今、秋田県の中でいろんなエクスカーションをすることの中で、縄文遺跡と、あと内陸縦貫鉄道を使って森吉山、あと異人館を見るコースがまだ候補として残っております。まずそういうふうな部分も含めて、全国的な大会が来年あって、北秋田市を訪れるチャンスがあるということですので、ぜひともそういうところのことも含めて、ぜひ整備をお願いできればなと思いますので、最後の質問になりますので、市長から答弁をお願いいたします。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁、お願いします。 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 貴重な情報をいただきましてありがとうございました。 いずれそのような、例えばたくさんの方々が本県、この地域、北秋田市のみならず、例えば秋田市にいらしたときとか、それから弘前市にいらしたときとか盛岡にいらしたときで、周遊するようなそういう動きがあると、そういうものをまずアンテナ高くして集めさせていただいて、先ほど申し上げましたように、まず最初は期間を区切ってと申しますか、ある程度そういう情報を集めながら、そういう人が集まるようなときに地元の方々にお願いをして店を出してもらうとか、もちろん行政だけに頼ってもらうのではなくて自分たちでも、商工業者の方々も観光物産協会の方々もそうですけれども、そういう情報を集めながら、例えばそういうときに店を出していただくとか、そういう販売チャンスをつくっていただくとか、そういうことをやっていかなければいけないものと思っています。 これまでですと、どうしても世界文化遺産登録、何回も推薦されながらもずっと肩透かしを食ってきまして、実際今度登録になりますと、これから今度、急いでやらなくちゃいけないというようなそういう何かばたばたしている状況でありますが、やはり地域にたくさん人が訪れる、これまでなかったことですので、そういうことをビジネスチャンスと捉えて、そういう来たお客さんを逃がさないように、できれば地域のものをそこで買っていただくと、また味わっていただくとか、さらには足をもっと伸ばしてもらって北秋田市にお金を落としていただくというような、そういう仕組みを考えていかなくちゃいけないと思っています。 いろいろな団体とも連携をしながら、そして北秋田としての、市としてもどういうことができるかといったものはこれからやっぱり、まず急いでそういうものを検討していかなければいけないと思っていますので、よろしくお願いいたします。
○議長(黒澤芳彦) 3番 小笠原 寿議員。
◆3番(小笠原寿) ぜひともご協力をお願いしながら、私の一般質問を終わらせていただきます。 どうもありがとうございました。
○議長(黒澤芳彦) 以上をもちまして、3番 小笠原 寿議員の一般質問を終わります。 以上で一般質問は全て終了しました。 暫時休憩します。 (休憩) (14時15分)
○議長(黒澤芳彦) 再開いたします。 (再開) (14時16分)
○議長(黒澤芳彦) 日程第2「議案第97号、令和3年度北秋田市
一般会計補正予算(第8号)」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 財務部長。
◎財務部長(佐藤進) (財務部長 佐藤 進君登壇) それでは、ご提案申し上げます。 議案第97号、令和3年度北秋田市
一般会計補正予算(第8号)。 令和3年度北秋田市
一般会計補正予算(第8号)は、次に定めるところによる。 歳入歳出予算の補正。 第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億9,519万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ249億2,220万7,000円と定める。 2、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。 令和3年12月10日提出、北秋田市長、津谷 永光。 それでは、予算の説明を申し上げますので、7ページのほうをお願いいたします。 最初に、歳出よりご説明申し上げます。 今回の補正予算につきましては、ふるさと寄附金並びに子育て世帯等臨時特別支援事業に関する補正となってございます。 まずは、歳出よりご説明申し上げます。 2款1項8目企画費に補正額として2億606万2,000円を計上いたしております。これは、ふるさと寄附金の増加に伴い、返礼品等の関係予算を追加するものでございます。 別添として事業概要を記載いたしております予算説明資料を添付しておりますので、そちらをご覧いただきたいと思います。 2款1項8目のふるさと寄附金事業でございます。 (1)の事業の概要ですが、ふるさと寄附金について令和3年9月補正予算議決後も寄附の申込みが増加しており、今後も寄附額の伸びが見込まれていることから、当該補正予算の歳入について現計予算の11億円に4億円を追加し累計15億円とするほか、これに伴い寄附に関する返礼品となります報償品やその他関係経費を増額計上するものでございます。 (2)の事業費といたしましては、①の報償品、これは返礼品となるものですが1億1,080万円、②の消耗品や印刷製本費、返礼品等の送料となります通信運搬費など事務費といたしまして9,526万2,000円を計上するものでございます。 次に、7ページのほうにお戻りいただきたいと思います。 中段になります。3款2項2目の児童措置費に補正額として1億8,913万2,000円を計上いたしております。こちらは全て、子育て世帯等臨時特別支援事業のうち先行給付金支給事業に関する予算として計上するものでございます。 先ほどと同様、予算説明資料をご覧いただきたいと思います、そちらでご説明申し上げます。 3款2項2目の子育て世帯等臨時特別支援事業の先行給付金支給事業でございます。 (1)の事業の概要ですが、国におきまして新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中、子育て世帯を支援する観点から、児童養育者の年収が基準額以上の世帯を除いて、ゼロ歳から高校3年生まで、これは高校3年相当年齢も含みますが、この対象児童1人当たり10万円相当の支給を行うこととされておりますが、そのうち今回の補正におきまして5万円の現金給付を先行して実施するものでございます。 事業内容といたしまして、対象者、これは支給対象児童となりますが、①令和3年9月分の児童手当の支給対象児童、②9月30日時点で高校生、これは平成15年4月2日から平成18年4月1日生まれで高校生相当年齢を含む児童、ただし保護者の所得が児童手当の支給対象となる金額と同等未満の場合となるものでございます。③基準日翌日の令和3年10月1日以降令和4年3月31日までに生まれた児童手当の支給対象児童、以上となります。 基準日といたしましては令和3年9月30日で、支給額は対象児童1人につき5万円となるものでございます。 なお、支給対象人数につきましては3,750人を見込んでおり、可能な限り速やかな給付をすることとされていることから、令和3年9月分の児童手当受給者につきましてはプッシュ型方式、これは申請が不要で、給付金の受け取りを希望しない場合、届出をいただく方式となってございますが、こちらの方式により今月24日の支給を予定するものでございます。 次に、(2)の事業費でございますが、①扶助費といたしましては、支給対象人数の3,750人に5万円を乗じた1億8,750万円、②事務費といたしましては、消耗品等163万2,000円となるものでございます。 続きまして、歳入をご説明申し上げますので、予算書の6ページにお戻りください。 歳入でございます。 最初に、15款2項2目民生費国庫補助金、2節に子育て世帯等臨時特別支援事業費補助金として1億8,913万2,000円を計上しておりますが、これは歳出3款2項2目児童措置費の特定財源となるもので、事業費と同額を計上するものでございます。 次に、18款1項1目寄附金の2節のふるさと寄附金4億円でございますが、先ほど歳出でもご説明申し上げましたとおり、寄附額が順調な伸びを示しており、今後も増加が見込まれることから追加計上するもので、これにより補正後の額は15億円となるものでございます。 最後となりますが、19款2項1目財政調整基金繰入金1億9,393万8,000円の減額につきましては、今回の補正予算(第8号)補正の調整財源として計上するものでございます。 以上が
一般会計補正予算(第8号)の概要となります。よろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(黒澤芳彦) お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第97号は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(黒澤芳彦) ご異議なしと認め、議案第97号は委員会付託を省略することに決定いたします。 これより質疑を行います。 発言はマスクをしたままマイクに近づいて、簡潔明瞭にお願いいたします。 質疑ございませんか。 9番 武田 浩人議員。
◆9番(武田浩人) ふるさと寄附金事業についてお伺いいたします。 大きな金額をご寄附いただきまして本当にうれしい限りでございますが、いわゆる返礼品とのミスマッチについて、以前の議会でも伺ったことがあったんですが、大丈夫だということであったんですけれども、一気に4億円ともなりますと、その在庫状況ですとかいろいろ懸念されることがあるんですが、それはシステム上ミスマッチは起こらないというような解釈でよろしいんでしょうか。そこら辺ちょっと詳しくお伺いさせていただきます。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光)
総合政策課長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦)
総合政策課長。
◎
総合政策課長(長岐孝生) お答えいたします。 返礼品のミスマッチにつきましては、中間業者がしっかり管理してございまして、これからの発送も含めまして調整していただいているところですので、心配ないというふうに考えてございます。
○議長(黒澤芳彦) 9番 武田 浩人議員。
◆9番(武田浩人) 分かりました、ありがとうございます。 ちなみに、返礼品のご要望の中で、以前はお米が一番人気あったと伺っていたんですけれども、今回も同様なのか、その内容について伺いたいと思います。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) 再度、
総合政策課長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦)
総合政策課長。
◎
総合政策課長(長岐孝生) お答えいたします。 返礼品につきましては、現在も9割方お米でございます。その中でもやっぱり定期便が人気がございます。今回、中間業者と調整いたしまして、定期的に月1回送るということにとどまらず、消費の状況によってなくなったら送るというような配慮もしてございますので、その辺はきめ細やかにやってございますし、返礼品につきましても、お米のほかラインナップも若干増やして対応してございます。 以上でございます。
○議長(黒澤芳彦) ほかに質疑ございませんか。 10番 佐藤 文信議員。
◆10番(佐藤文信) まず最初に、今話題になっております返礼品についてでありますけれども、ある県では、先ほど私、空港の話題出しましたけれども、広島空港の利活用に対して、ふるさと寄附金の返礼品に空港を利用した分についての返礼品といいますか、そういうふうなのを全国で30ぐらいの自治体で実施をされているというふうなこともありますので、もし今までそういうふうな枠というかメニューがないとすれば検討してみてはいかがかなと思って、今お話しさせていただきました。 それから、もう一点ですけれども、今定例会にいわゆるふるさと寄附金基金条例が提案されております。このときにお尋ねすればよかったのかなと思っていますけれども、この条例はいわゆる公布の日から施行するというふうな条例の制定であります。過去にも寄附金が今まであって、今後約15億円ぐらいに上るというふうなことなんだけれども、この条例のほうに今までいただいた寄附金も含めて、今提案された条例の段階で寄附金のほうに移動するのかどうか、そこら辺についての流れ的なものがもしあればお尋ねしたいなと思います。よろしくお願いします。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光)
総合政策課長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦)
総合政策課長。
◎
総合政策課長(長岐孝生) お答えいたします。 空港利用についての返礼品に充てるというようなことは、ちょっと今、勉強不足で知ってございませんでしたので、それが可能かどうかも含めて勉強しながら検討していきたいというふうに思ってございます。 ふるさと寄附金基金の条例につきましてでございますが、条例の趣旨としまして、企業版ふるさと納税というのが大きな趣旨でございますが、この一般ふるさと納税のものも該当としてございます。これにつきましては、今回はまだ、これまでは当該年度に4つの項目と、その他市長が認めるものなどに仕分して、当該年度で充当してきてございますが、その歳入時期や金額が大きくなった場合に、充当が当該年度でできなかった場合に基金へ積み立てると。翌年度以降、対象となる事業について充当していくというようなことを考えてございます。
○議長(黒澤芳彦) ほかに。 1番 山田 博康議員。
◆1番(山田博康) 今、このふるさと納税の関係で、報償品の1億1,000万円、これまず5億円ということで3分の1以内ということで、これはいいんですけれども、この役務費の、この通信運搬費というのは分かるんです、それはそうだと思うんですけれども、この委託料の中間業者1,700万円ほどの、これ全く、中間業者ということになると、北秋田市には関係、その中間業者というのはどういう業者なのかということ。だから、地元でこの恩恵を受ける人がまずどれぐらいおるのかということが分かったら教えてもらいたいということと。 あと、使用料及び賃借料の中に、このシステム使用料として2,500万円の計上がなされていますけれども、この具体的な中身についてちょっと教えていただきたいということが、まずこのふるさと納税の関係。 あと今度、民生費の関係です。これについてちょっとお尋ねしますけれども、これ基準日が9月30日の先行支給ということでございますので、今回のこの支給についていえば、9月30日、だから10月1日以降に生まれた方はまず該当しないということの理解でいいのかということ、1点と。 それとあと、支給の方法として、結局、対象者に対して支給するんだけれども、手間暇かからないと言えば変ですけれども、要らない人というか、その申告をされた人を除く全対象者にとこういうことですけれども、その対象者の振込先の口座の確認等についてはどういうふうな方法、というか既にちゃんと把握しておられるのかどうかということについて、まず教えていただけませんか。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) ふるさと納税につきましては
総合政策課長から、民生費、今の子育て世帯の臨時特別支援事業、これに関しましては福祉課長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦)
総合政策課長。
◎
総合政策課長(長岐孝生) お答えいたします。 3点ご質問があったかと思います。 最初の報償品、30%以内にはなってございます。実質30%のものもございますが、30%以内のものもございまして、平均で27.7%を乗じて算出してございます。 あと、中間業者でございます。これは2者ございまして、1者がシェア率99%の中間業者と、1%の業者、2つございます。99%のシェアのほうが4%の……。 (発言の声)
◎
総合政策課長(長岐孝生) それで、地元の方にどのような恩恵があるかということでございます。この中間業者が、返礼品を受けた事業者さんの、どのような形で送ったら、パッケージも含めてどのような形がいいかというアドバイスもしてございます。そのため、それを受けて、そのサイトで見せ方も含めて中間業者が担っているものですから、業者さんに大きなメリットが及んでいるというふうに判断してございます。
○議長(黒澤芳彦) 地元業者かということです、恩恵を受けたのが地元業者なのかどうかということ。
◎
総合政策課長(長岐孝生) そういう意味で、地元の業者が、売行きというか、向上させるという意味で恩恵を受けているというふうに思ってございます。
○議長(黒澤芳彦) サイト業者が地元なのですか。 (発言の声)
◎
総合政策課長(長岐孝生) 中間業者につきましては、本社が前田に置いてございます。実際の事業は秋田で行ってございますが、地元ということで……。 (発言の声)
◎
総合政策課長(長岐孝生) すみません。中間業者が何をしているかということでよろしいですか。 そうすれば、中間業者につきましては、サイトの見せ方をいいほうに変えるということと、返礼品を出している業者に対して、パッケージからその見せ方も含めて指導していただいていると、どのような商品が売れるかということも含めてアドバイスしていただく。 (発言の声)
◎
総合政策課長(長岐孝生) すみません、システム使用料にいかせていただきます。 OAシステム使用料ですが、そのふるさと納税を申し込めるサイトがございます。そのサイト数は9つございまして、その9つのサイトを使うシステム料ということになってございます。例えば楽天ふるさと納税というところもございます、そこの使用料が例えば5.1%とか、それぞれのサイトによってその使用率が違いますので、それの積み上げとなってございます。
○議長(黒澤芳彦) 続いて、福祉課長。
◎福祉課長(小笠原隆) 子育て世帯臨時特別支援事業につきましては、基準日を9月30日とさせていただいておりますが、先ほど議員から質問のありました9月1日生まれからの方…… (「10月」の声)
◎福祉課長(小笠原隆) 10月1日以降に生まれた方については、3月31日まで生まれた方が該当になりまして、その方についてはこちらのほうから通知のほうを送付してまいります。 本則給付に該当になった方については、うちのほうから振込の通知を全て出してありますので、振込が要らないという方についてはこちらのほうに連絡をいただくことになってございます。 振込については、今月24日に振込をいたす予定となってございます。 (発言の声)
◎福祉課長(小笠原隆) 児童手当の該当になっている方については、私どものほうで全て口座のほう把握していますので、そちらのほうは問題なく振込は可能でございます。 以上です。
○議長(黒澤芳彦) ほかに。 1番 山田 博康議員。
◆1番(山田博康) そうすると、ふるさと納税の関係でちょっと聞きたいんですけれども、返礼品のほうはわかった、システム使用料というのは要するに納税者がいろんなサイトから来て、それに対する手数料とこういう理解でいいんですよね。 まず1つお聞きしたいのは、さっき武田議員からもあったけれども、報償品1億1,000万円ほどの計上をされていますよね。これで米の定期便が約9割だということになりますと、金額にしますとまず約1億円近くのものになるんですけれども、このものは地元産のものが100%使われているのか、そこら辺が。ふるさと納税ということですからふるさとのものを送らなければ意味がないわけですよね。それが地元に対しても還元になることと思うんですけれども、それがきちんと守られるというか、実行されているのか、それはどういう形でチェックされているのかについて、ちょっと見解いただけますか。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光)
総合政策課長がしっかりお答えいたします。
○議長(黒澤芳彦)
総合政策課長。
◎
総合政策課長(長岐孝生) しっかりお答えさせていただきます。 ただいま山田議員の質問でございますが、返礼品のお米は100%北秋田市産でございます。そのほかでも基本的には北秋田産、例えば鷹巣のコーヒーと仙台のマグカップのコラボとしても地元のものが入っていると、地元で使っているコーヒーにそっちがついていくということ。 (発言の声)
○議長(黒澤芳彦) 続けてください。
◎
総合政策課長(長岐孝生) 基本、北秋田産となっております。 そのチェックにつきましては、総務省から、定期的にというわけではございませんが、それぞれの返礼品の状態というか、その返礼品を見て、それにそぐわないようなものがありますよというような事例を出してございます。そのマニュアルに…… (発言の声)
◎
総合政策課長(長岐孝生) 北秋田市産ということで縛りがかかってございますので、それは問題なく北秋田に恩恵が来るものというふうに判断してございます。
○議長(黒澤芳彦) 1番 山田 博康議員。
◆1番(山田博康) ちょっとしつこくなるけれども、この大方が米だということは理解しました。そうすると、市内の米の生産農家なりいろんな団体が、農協をはじめとしていろんなありますよね。そこら辺のバランスというのかな、要するにどこかに偏りすることなく、ある程度うまく案分した形での対応をしていただきたいと思うんだけれども、そういうチェックというのはどこで誰がやるのかということについて、ちょっと教えてもらえますか。
○議長(黒澤芳彦) 答弁お願いします。 市長。
◎市長(津谷永光)
総合政策課長から答弁させます。
○議長(黒澤芳彦)
総合政策課長。
◎
総合政策課長(長岐孝生) お答えいたします。 返礼品に関しましては、寄附者のほうが選択することになってございますので、こちらでということはございません。
○議長(黒澤芳彦) ほかにございませんか。 14番 板垣 淳議員。
◆14番(板垣淳) 10万円給付金についてお聞きします。 今回は……
○議長(黒澤芳彦) どうぞ。今、5万円。
◆14番(板垣淳) 10万円給付金、今回は先行給付ということで半分で、残りの半分についてはあちこちの首長が、うちはクーポンでなくて現金で出すよというふうにここ数日、非常にあっちこっちから声が上がって、岸田首相も昨日とおとといの代表質問で、現金でもいいですよというふうに表明しました。北秋田市はどのようにされますか。
○議長(黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) まだ決めかねておりますけれども、例えばクーポン券にしますと、まず手続的にと申しますか、配布するのにスピード感が損なわれてしまいます。せっかく国でスピードを持ってというような話してくれていますので、やはり気持ち的にはできればクーポン券でなく進めたいなと思っています。まだはっきりは決めておりませんが、恐らくそういう形になっていくのかなと思っております。 以上です。
○議長(黒澤芳彦) ほかにございませんか。 (「なし」の声)
○議長(黒澤芳彦) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論を行います。 討論ございませんか。 (「なし」の声)
○議長(黒澤芳彦) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより議案第97号について採決を行います。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(黒澤芳彦) ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたしました。 お諮りします。 本件を原案のとおり決するにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(黒澤芳彦) ご異議なしと認め、議案第97号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(黒澤芳彦) お諮りいたします。 ただいま議案第97号が可決されましたが、さきに常任委員会に付託しました議案第84号との間で、条項、字句、数字、その他整理が必要となります。補正番号は可決順にする必要があることから、議案第97号を補正予算第7号に整理する必要があります。 つきましては、北秋田市会議規則第43条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(黒澤芳彦) ご異議なしと認めます。 よって、条項、字句、数字、その他の整理は議長に委任することに決定いたしました。 なお、議案第84号については、議決された際に改めて整理いたします。
○議長(黒澤芳彦) これをもちまして本日の全日程を終了しましたので、散会いたします。 ご苦労さまでございました。 (散会) (14時50分)...